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「ママが人生を楽しんでいれば、子どもは〇〇になる!」を実践して失敗した女の話
「ママが人生を楽しんでいれば、子どもは〇〇になる」
これは合っていると言えば、合っている。
間違いと言えば、間違いでもある。
〇〇に入る言葉は
こんな子になってほしいな~っていう親の願いね。
わたしが自分の人生をしあわせに生きれる
ようになったのは子どもの存在があったから。
これは間違いがない。
子育てを通して
過去のトラウマを解消することができたのは
わたしにとっては大きな人生の収穫だった。
わたしは子どもを自分の過去に当てはめて
「わたしと同じ人生を歩ませたくない」と
不安いっぱいで子育てをしていた時期がある。
「わたしと同じ人生を歩ませたくない」ほど
わたしは過去の自分を嫌っていたんだ。
当時は気づいていかなったけど。
そして過去の自分を封印して
新しい自分で生きているつもりになっていた。
短大時代に付き合っていた彼に
「聞いたよ、おまえ、高校デビューだった
んだってな」と言われたことがあってね。
(今は高校デビューなんて言わないのかしら)
暗い過去がバレていたことを知り、
ショックを受けた。
高校から友達も増えて
それなりに楽しい学校生活だった。
過去、自分が大人しくて存在感ゼロだった
ことが嘘のようだった。
今思い返せば、おとなしい自分も
おとなしくない自分もどっちも自分だったのに
おとなしい自分を毛嫌いしてただけのこと。
今ならわかる。
家では明るい末っ子キャラだったから
要素はあったんだよね。
わたしは小学校時代、いじめに遭ったことはないけど、
とにかく人に混じるのが苦手で
クラス替えをすると必ずポツンとひとりで
いる子だった。
ポツンで何が悪い!と今なら
言えるけど
子どもの頃はポツンとしているのが
なんだかとっても悪いように感じていた。
これは多分集合意識だったんだと思う。
それと母親にポツンを知られたくなかったんだ。
なぜなら、ひとりでポツンとしていたら
母が「けいこと遊んでやってね」と
まわりの子にお願いをしていたらから。
あれがすごく恥ずかしかったんだ。
知られたくないから
学校は我慢して行くしかない。
だけど、現状はポツン。
それなら
いっそ、自分の存在を消したらいいんだ!
ということに気づいたんだ。
だってポツンも存在しないも
同じでしょ。
だから、わたしは自分の存在を消すことだけに
一生懸命だった子ども時代を過ごしたんだ。
(小6になってやっとクラスに友達できたけど)
存在って消せるんだよ。
知ってた?
わたし、空気になりたかったんだね、きっと。
だからね、子育てをしていて
「ママが自分の人生を楽しんでいれば、
子どもは幸せになる!」
というフレーズに心が弾んだ。
「そっかー!子どものために
わたしがしあわせになろう」
そう決めたんだ。
なんなら子どものアトピーも
「ママが自分の人生を生きてないから
子どもがアトピーなんだよ」と言われてて
「そっかー!わたしが原因だったんだー!
(ガーン)
子どものアトピーがよくなるように
わたしがハッピーになるようにがんばろ」
今書いていて
お前、頭、大丈夫か?
と思いましたが。。。
あ~、こんな母親だったのに
息子がまともに育ってよかったと
子育てが終わった現在49歳のおかんは
思うのでした。(わたしのことよ)
子育てっていろいろあるけど
最終的に大丈夫だったりするわけなので
あまり心配なさらずにってことなのですが!
脱線しました。
子どもの為に自分がしあわせになる
という勘違いを起こしていたので
子どもの様子はわたしの暗い子ども時代
を思い出させる大人しさ(長男のこと)
アトピーも全然良くならなくて(次男のこと)
違う違う!
わたしの為にしあわせになるんだよ
ってこと!!!!
わたしの為にわたしがしあわせになるから
まわりにしあわせが広がっていくんだ。
いまはもう「自分をしあわせにしよう」
という言葉が浸透して
ありがたい世の中になったと思うけど
わたしみたいな勘違いをしてはいけません。
子どもが良くなるなら・・・
と無理矢理「やりたいことをやろう」
と散財する人たちもいるんだよ。
お勤めの仕事が嫌だから
自分のやりたい起業をしたら
子どもがきっと良くなるはずとかね。
起業してママが生き生きしていたら
それでOK!!それを子どもを良くする
目的でやっちゃあかん。
それにね、
「お母さんが人生を楽しめば
子どもが〇〇になる」って言われてもね、
人生がいつも楽しいわけではないし、
楽しめないわたしがいたっていいじゃない。
人生って言うのはさ、喜怒哀楽でさ、
怒ったり悲しいを感じるからこそ、
楽しい、うれしいがわかるという味わい深いもの。
不幸というものを知っているのは
幸せというものも知っている証拠。
あなたが何をしたから子どもがこうなって
しまったのではない。
今、子育てがつらい状況にあるならば、
これから何ができるのかを考える。
わたしはいつも子育て相談の現場で言ってた言葉は
「これからできることを一緒に考えましょう」だ。
悩みの解決はまず現実を見ることからはじまる。
ちなみに、わたしは自分の間違いに気づいてから
子どもと自分を重ね合わせることをやめた。
そしたら長男は人見知りだった幼少期が嘘のように
学校で人から好かれる、明るい人気者なったし、
次男のアトピーは現状を見据えて
適切な現代医療で時間はかかったけど
今は良くなってます。
自分の人生健やかに生きていても
嫌なことは起こるし、
息子にイラっとすることだって日常あるし、
でも、それに振り回されない自分を
創ることがいちばんだなと思うのです。
あなたも人生に革命を起こそう!
子育てはママの人生革命。
<ココナラで子育て相談開設しています(^-^)>