障害があっても普通の生活を 車椅子のインスタグラマー、ラシドさん
ラシドさん、という車椅子のインスタグラマーさんに出会いました。
場所は、パリのオペラ座裏手にある百貨店、ギャラリーラファイエット屋上。
もしかすると、
ここで車椅子を見たのは初めてかもしれません。
お友達(かな?)が、パリの絶景をバックに
ラシドさんの写真を撮ろうとしていたので
「よろしければ2人一緒のところを撮りましょうか?」
と声をかけたところ
「ありがとう、でも結構ですよ^_^」と。
するとラシドさんも、ありがとうと言いながら私の方へやってきて
なぜ写真を撮っているのか話してくれました。
「車椅子に乗った自分の後ろ姿を撮影して
インスタグラムに載せています。
パリでは車椅子の人をあまり見かけません。
車椅子の人ももっと外に出たほうがいい、と伝えるために2年前にSNSを始めました。
この写真を見てください、
2年前病気になった時は、
まさか自分がもう一度洞窟の中へ行けるなんて考えもしませんでした。
みんな、車椅子じゃどこにも行けない、と思いがちですが
そんなことは全然ない。
ちょっと調べれば、今はどんなところへも行けます。
私は以前、看護師でした。
障害を持っている人も、普通の生活を続けるべきなのです😊」
ラシドさんの行動力に拍手!
そして、あらゆる人にとってアクセス可能な場であるべく
店内整備を更新しているギャラリーラファイエットにも。
「住み続けられるまちづくり」は、SDG'sの11番目のゴール。
公共の施設も、プライベート企業も、どちらも努力を進めていることが、ラシドさんのアカウントを見るとわかります。
住人である私たちの意識も、遅れを取らないようにしたいですね。
ラシドさん、出会えて嬉しかったです。ありがとう。