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子どもの才能と感性をどう育てるかは親の視点で決まる
こんにちは、ドイツからグローバル視点の教育と電磁波対策を
発信しているリヒターケイコです。
この記事に興味を持ってくださり、ありがとうございます!
日本では不登校児童が増える中、オルタナティブ教育という
義務教育以外の選択が徐々に増えてきています。
その中でも常に先頭に立ち、東京シュタイナーシューレという
日本初のシュタイナー校の立ち上げから関わってこられた
日本シュタイナー学校協会代表・オイリュトミストのはたりえさん。
私は3年前、はた先生がオイリュトミーという動きで言葉を表現する
アートを学ばれたミュンヘンで初めてお会いでき、以来
その妖精のようなしなやかさと全てを包み込むような感性に
とても感動してきました。
今回、イギリスに住みシュタイナー教育をオンライン教材で世界に
伝えていらっしゃるe-waldorf international ltd. 代表の石川華代
さんもお迎えして、コラボイベントを開催することになりました。
人の感性が育つ時期
人の感性はいつごろ育つものだと思いますか?
育児本を読まれたことがある方ならご存知かもしれませんが、
「感性」は、実は幼児期に育つと言われています。
ですから、幼児期にたくさん自然に触れる、もちろん水遊びや
泥遊びなど、皮膚の感覚を大切にして過ごすことが
とても重要です。
私自身のことを少し例にすると、義務教育を普通に受けては
いましたが、小学校で4回引越しをしました。
自分では普通に生活していたと思っていましたが、
実は小学生4年生の通知表に、協調性がない、と書かれた
ことをずっと忘れられませんでした。
協調性ってなんだろう?
そんな私は幼稚園の頃から協調性がない、と心配されていたんです。
みんなが先生のピアノと合わせてお歌を歌う時は、
先生の弾くピアノの鍵盤ばかりをじっと見つめるだけの子どもでした。
歌はちゃんと歌えるのに、どうして歌わないのか?と聞かれ、
初めて母にピアノから目が離せないのだということを伝えたそうです。
それは幼い記憶の中にもしっかりとあって、先生の顔まで思い出せます。
当時生活が苦しかったにも関わらず、両親はピアノを与えてくれました。
練習は好きでなく決して上手にはならなかったけれど、
そこで私の音楽のベースが築かれたのです。
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幼児期の脳を音楽で活性化します
才能を伸ばすってどうするの?
実はこれは親のコミュニティの中でも時々出るテーマの一つです。
サードカルチャーキッズの親のコミュニテイでは
オマーン在住で日本人として初めてオマーン国籍を取得、
「砂漠に創った世界一の学校」著者で学校創立者でいらっしゃる
スワーダ・アル・ムダファーラさんのセミナーをお届けしたことが
あります。
その時のお話で印象的だったのは
親が子どもの才能をダメにしている、ということでした。
スワーダさんのお話は、義務教育が当たり前、という世界で育った
ママたちには衝撃的だったようで、とても大きな反響をいただきました。
子どもたちが小さかった頃、私はシュタイナー教育という教育について
何も知らず、長男は近所のモンテッソーリの保育園に通っていました。
その後幾度も海外引越し。結局インターナショナルスクールを選択して
きました。
日本の義務教育とは違い、教科書もなければ家庭科や道徳の時間もない、
放課後のアクティビティは親のお迎えが必須で週末のアクティビティでは
保護者たちが率先してボランティアとして関わるというスタイルでした。
同じインターナショナルスクールでも、アメリカ式、イギリス式、さらに
IBスクール、とではシステムが違い、私にはどの教育が一番いいのか?
なんて選択をするだけの知識を持ち合わせておらず、
またその土地によっては安全対策も必要だったので、
家から遠くない学校を選ばざるを得ない状況だったりもしたのでした。
ですからいろんな国の、いろんな学校をこの目で見てきました。
先生の出身国によって考え方も違い、学校の方針によって子どもへの配慮も異なります。我が家は海外引っ越しで忙しすぎる親をもった子どもたちが
教育システムを選べるわけもなく、全ては親である私の方に責任がありました。
今回子どもの才能を伸ばすというテーマで、世界に発信をされ続けている
お二人のお話を伺って、そこに興味を持ってくださる方々にお話をお届け
したいと思った理由はそこにあります。
どこに住んでも、どんな経験をしても、その子どもの才能が伸ばせる環境を
与えてあげるということを親ができたとしたら、それ以上の子どもへのプレゼントはないんだな、と感じているからなのです。
しかしではどうやって?
それを見つけるのがなかなか難しいのですね。
とてもわかりやすいお二人の先生たちのお話
シュタイナー教育を理解していない私がとても興味を
抱いた理由は、まず教育の根本は子どもを観察する、という
ところから始まることでした。
幸い個人的に質問をする機会に恵まれ、とてもわかりやすく
説明していただきました。
その後、このお話は、義務教育を受けている子どもたちの
お母さんたちに伝えたい!と強く感じました。
義務教育が悪いとか、シュタイナー学校を勧めたいという
ことではなくて、私たちは「子ども」でなくて
「ひと」を育てているのだ、と思ったからです。
子どもはやがて大きくなり、一人で自分の道を切り開いて
いくようになります。親にできることは、その時までの
環境を整え、愛情を注ぎ、人と人との信頼関係を
作ってあげることではないでしょうか?
実はそんな偉そうなことを言っても、自分ができていたか?
と自分に問うと、できていたかどうかは、自信がないです。
でも、今心から思うことは、生きる力が強い子は自己肯定感を
しっかりと持っています。
自己肯定感とは、この場合ありのままの自分を認めてあげる、
ということかもしれません。
子供の頃の感性と、自分を信じる心。
それを伸ばしてあげられるのが、「親」という存在です。
イベントの詳細はこちらをご覧ください。
それではまた。
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