世界を旅するキッチン:ブラジル料理
今回の世界を旅するキッチンは、ブラジル料理編に挑戦してみました。
ブラジル料理って、日本にいるとシュラスコぐらいしかイメージがありませんが、ちゃんと研究しようと蔦屋書店で洋書を手に入れてみました。
ブラジル料理はアマゾン盆地などの北部、バイーア州など北東部、サバンナの中西部、そしてサンパウロやリオのある南東部、シュラスコが有名な南部と大きく5つの地域に分かれ、中でもポルトガルが入植し、ブラジル最初の首都サルバドールがあるバイーア料理は有名な伝統料理の中心ですね。
系統として、キャッサバ(タピオカの原料ですね)などインディオや原住民の料理に、植民地化によるポルトガル料理文化が持ち込まれ、またアフリカの黒人奴隷による食文化が浸透し、そして日本やイタリア、オランダ、アラブなど近代の移民の食文化も融合しているそう。
国民食と言われるフェジョアーダなどの豆料理が特に代表的で、ココナッツミルク、パーム油などの食材、干し鱈や肉料理などがメジャーですね。ブラジル料理は野菜が少ない印象ですが、日系移民がじゃがいもやトマトなどを栽培して健康に貢献してきたそう。
今回は、フェジョアーダ(黒豆と肉の煮込み料理)とムケッカ(魚介とココナッツミルクのシチュー)をメインに、蛸とブロッコリのリゾット、ポンテケージョ、モーリョヴィナグレッチ(ブラジル風サルサ)、パステル(ブラジル風餃子)などを作ってみました。ブラジル色でコーディネートを。どれも食べやすく美味しい!豆料理も見た目と裏腹に独特の味が病み付きになりますね。娘も気に入ってくれたようです。もちろん締めはブラジルコーヒーで☕️。さて、次はどこへ行こうかな。