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なりたい自分を明確にしていく~自分との対話

どんな自分でありたいか。
そんな問いをずっと続けている。

自分らしさってなんだろう。
何をしても、しなくても否定された子ども時代を過ごして思考停止状態。
私の好きなものはなんだろう。
私の得意なことはなんだろう。
考えることをしないで生きてきた。

30代に鬱になり、対人恐怖症、不眠、パニック障害を発症するまで、何も考えずに親の支配から逃げることだけに注力をしてきた。
支配から逃げても、心の奥底では認められたい、褒められたい、愛されたいという願望があることに気がつかずに拗らせてしまった。

数年前に、ゼロ秒思考という本に出会い、自分の思考を深掘りすることや多面的に考えることを学んだ。
そのタイミングで『ゼロ秒思考』の著者赤羽雄二さんから、愛着障害、長女病という話を聞き、私の根っこに絡みついているものの正体がわかってきた。

問題が子ども時代にあることは、なんとなく気がついていたが逃げていた。思い出すことがつらいし苦しい。
親に虐待されていた自分が恥ずかしい。
だから、ずっと逃げてきた。

数年前、赤羽さんに直接お話を聞いてもらう機会があった。
ひどいことをした親を許さなくていい。でも、自分の思考を整理していくこと、感情を外に出すことで少しずつ変化があると教えてもらい、泣きながら本を読んで人に話すようにしてきた。
自己開示ってこういうことなんだ。

赤羽雄二さんのオンラインサロンは、ずっと隠してきたことを隠さなくていい環境が用意されていた。
それから、愛着障害関係の本を読み、自分と向き合ってきた。
しっかりと向き合いはじめた当初は
フラッシュバックがあり、パニックになったり、悪夢ばかりみて苦しい時期もあった。

子どものころに、言われて悲しかったこと、どんなことが嫌だったのかを書き出していった。
殴る蹴るされる肉体的な虐待の傷より、言われたことや、話をきいてもらえなかったことや希望を叶えてもらえないこと、好きなもの楽しいことを取り上げられてきたことが、ずっと心に残っていることに気がついた。
カラダの痛みは数日で消える。
しかし、受け入れてもらえなかったことの心の痛みは自然にはなくならない。理由がわからずに取り上げられたものは、取り上げられた理由がわからるまで、頭から離れずぐるぐるとし続けてしまう。

自分の心の声を聞いてこなかった。
自分の気持ちを丁寧に聞いていくことからはじめよう。


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