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継続する意思を育てる、自分の認めかた

今年は英語の勉強強化年にしています。先月、ついに数年ぶりにTOEICを受けました。

数年ぶりの受験でしたが、自分史上過去最高のスコアが取れました!嬉しかった〜!

でも、実は結構回答できた感触があったので、喜びの波が去ると「あれ、もうちょっと高いスコアだと思っていたんだけどな・・」とちょっとがっかりした気持ちになりました。

以前の私なら、こういうがっかりした気持ちになると勉強が嫌になってやめてしまうのですが、今回は勉強を続けられています。

今回はこの「継続する意思」を育てる方法について、最近の私の例をもとに書いていきます。


結果は点、プロセスは線

私が「あれ、もうちょっと高いスコアだと思っていたんだけどな・・」とがっかりしたのに勉強が継続できている理由は、結果よりもプロセスに着目して振り返りをして、そのプロセスを自分で認めたからです。

日々仕事で目標を掲げて達成のために取り組んでいる方。
合格目指して資格の勉強をしている方。
やりたいことの実現のためにコツコツ努力している方。

いろいろな場面で「結果を出す」ということを目標に日々がんばっている私たち。継続する意思と行動はとても大切ですよね。

コツは「結果よりもプロセスに着目すること」です。

結果が点で、プロセスが線というイメージです。

愛すべき紆余曲折を表現したく、曲線にしました

結果のほうに着目すると、評価的な視点になる

結果のほうにに着目するとどうなるのでしょうか。

私のTOEICの例で説明すると、「自分史上過去最高のスコアが取れた!」という点が打たれたようなイメージです。

その瞬間はとても嬉しいです。
でも少し落ち着いてくると、「過去最高とはいえ、満点には程遠いよなぁ」とか「もうちょっと高いスコアだと思っていたんだけどなぁ」とその結果に対し、いろいろな解釈を始めてだんだんがっかりしてきてしまうのです。

なぜかというと、点数が高い低い。うまくできた、できなかった。達成したかしなかったか、のように「結果という点」にピンポイントに気持ちがいくことで、自分のことを評価的な単一の視点で見てしまうからです。

できたことよりもできなかったことが際立って、もっとやらなきゃ、と自分を追い詰めてしまうのです。そうするとだんだんやる気がなくなってきますよね。

過去の私がまさにそうでした。がっかりしてやる気をなくすたび、挫折してしまう。でもしばらくすると必要性が高まってきて、また勉強を始める。でもその頃には以前勉強したことをすっかり忘れている・・・しんどいループでした。

私が結果に対し評価的な視点を持ちがちなのは、ストレングスファインダーの最上志向という資質が上位にあるためその影響もあると思います。

さらに上の結果を出したい、そのためにもっとがんばらなきゃ、と思ってしまい、せっかく過去最高の点数をとったのに、その喜びよりも、まだまだだ、と足りないところに気持ちがいってしまって自分を認めにくくなってしまうのです。

特に私はこういう傾向があると自認しています

プロセスのほうに着目すると、自分の行動を認めることができる

一方で、結果よりもプロセスの方に着目をすると何が変わるでしょうか。

テストの結果(点)は事実として「過去最高の点数がとれたね」と認めたうえで、この結果を出すまでの期間(線)、何をしてきたんだろうと思いを馳せることができます。

点ではなく線なので、時間をかけていることがわかります。

私が、英語勉強でプロセスの線の部分でやってきたことはこのようなことでした。

今年の1月から毎日5分でも3分でも、何かしら英語の勉強をやると決めて続けてきた。
勇気を出して9ヶ月間の英語のグループレッスンに申し込んで、今も続けている。
夜疲れて眠くても、英単語1ページだけでも開いた。
なかなか覚えられなくて悔し泣きしたことは数知れず。
グループレッスンで勇気を出して質問した。

このように、プロセスに着目すると、自分が実際にやってきた具体的な行動(感情も含む)を思い出すことができます。結果も真実ですが、その結果を出すためにやってきたことは、他の誰でもない、自分自身の行動で、体験として刻まれている真実なのです。

真実で具体的だからこそ、「うん、たしかに私はいろんなことをやってきた」と余計な解釈をはさむことなく、認めることができます。結果がどうであれ、「行動してきた、努力してきた」という事実は変わらないからです。

このように、自分のたどってきたプロセスをふりかえり、真実として認めることは、心からの「お疲れさま、よくやったね」という気持ちを生み出し、自分を癒し、勇気づけることにつながります。

勇気が育ってくると、また挑戦しようとか、今度は少し違うやり方を試してみよう、とか、次の行動を起こそうとする気持ちにつながります。

たとえ結果が思う通りではなかったとしても、そこで諦めることなく、行動を継続することができるのです。

私の場合でいうと、TOEICのスコアは思ったより低かったわけですが、そこで嫌にならずに勉強を続けることができているのです。

「あきらめたらそこで試合終了ですよ」にも自分の意思が必要

私の場合は、勉強の継続が嫌になる理由はTOEICのスコアだけじゃないんです。

カナダ人夫とは基本英語での会話なので「またうまく英語が出てこなかった」「全然通じなかった」など、「伝わらなかった」という結果だけに着目すると、本当に凹むことがしょっちゅうあります。

でも、「今日も英語うまくはなせなかったけど、毎日ちょっとずつでも勉強を続けてるよね」と自分が行動し続けているという真実、プロセスの方に目を向け続けることで、離婚云々とはならず、地道に勉強を続けることができています。

(とはいえ、ときには凹みますよ、本当に・・・)

ご存知の方も多いと思いますが、スラムダンクの有名な安西先生の言葉があります。

「あきらめたらそこで試合終了ですよ」

結果が出て、そこで諦めて終わりにするのか、その結果はプロセスなのだと捉えて、続けていくのかは自分が決めることなんです。

でも、続けていくと自分が決めるためには意思の力が必要です。

今回の結果はプロセスの一つと捉え、あきらめずに続けるという意思を育てるのは、「自分は行動してきているんだ」という真実を素直に認めることが大切なんですね。

何か挑戦していることがある方は、ぜひこの「結果よりもプロセスに着目する」ということを実践してみていただけたらと思います。


そうはいっても結果に凹む、辛くてなかなか気持ちを切り替えられないという方は、もしよければ個別相談でお話をきかせてください。

あきらめるのも自由です。でも目標があって本当は続けていきたいと思っている方は、意思を育てる自分の認めかたを一緒に練習してみましょう。

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Voicyのミアビータチャンネルで毎週土曜朝8時のパーソナリティを担当しています。
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