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ヴェネチア2024⑥ Homo Faber編⑶
父と二人でヴェネチアへ一週間の旅に出た、続き。
どの会場も作品を輝かせるための演出が素晴らしい。
★5の会場【Love】
愛🩷、ピンクの布で覆われた会場。
天井のライトも煌めいている。
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とても美しいけど不思議
作り方を考えても分からない
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妖精の顔が一粒の宝石💎
↑これは、時計になっていて時刻を知らせる動きが優雅で美しい。
この展覧会を支える財団のメンバー企業が、会場でデモンストレーションをしていて、時計や宝飾の細かな作業を見せてくれる。どの技術者も誇りを持って仕事をしているから、制作工程を熱心に説明してくれる。
貴金属や宝飾品も多いので、厳重な警備体制で、どこの会場を入るのも黒いスーツを着た大きな男性が立っている。スリの多いイタリアだけど、ここでは安心して作品を見ることが出来る。
★6の会場【Journeys】
ここはカフェも併設されていて、父と私は3日間ここででランチを食べた。
おかげで、店員さんに
「昨日も来たよね!」
と声をかけられて、オススメを注文したり、カタコト英語で楽しいランチタイムだった。
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植物(草)で編んだものを柱や壁を覆っている。そして、繋ぎ目はわからないように〰️波線の装飾で隠してある。しかも、天井の柱やエアコンの吹き出し口は緑に塗り替えられ、草で編んだものを細かく使いギリギリまで覆っている!手の込んだ会場作りに、感嘆。
この会場の説明をしてくれたガイドに
「あなた達がこれを編んだの?」
と聞いてみたが、
「僕たちじゃない、…」と言うところまでは理解できたが、彼も英語が得意ではなく、イタリア語で説明されたが全く分からなかった。Google翻訳機能を使えば良かった。
★7の会場【Natures】
入り口の作品から引き込まれた↓
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等身大で、毛並みも金網でふさふさに表現されている。目や指の細かな所もよく出来ている。
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温室だった所を会場にしたようだ。
入り口正面の、Amazon段ボールを利用して作られた海の生物達のオプジェが出迎えてくれる。滝の音やジャングルの中のような作品も多い中、日本の竹工芸が並んでいた。
日本の作家があると嬉しくなるのは、やはり私も日本人だからだろう。
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そして、私が最も驚いた作品がこちら↓
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絞りの技術を使った大きな作品。
一つの大きな木綿の布を針と糸で絞り、大きなキャンバスに張っている。
一般的に絞りは、縫い絞った後、染めて解くと模様が出る、そのための技術だが、この作家さんは絞ったその様を作品にしてしまう発想がすごい!またこの大きさ、絞った段階でこの大きさということは、布の大きさは5倍以上はあるだろう。その根気に引き込まれてしまった。
様々な材料と技術とテーマが、一つの会場に集まっているのに、お互いのエネルギーが邪魔をしていない、その会場作りに〈感動〉以外の言葉が浮かばない。
会場は残り3つ。
“The Journey of Life”
残りの旅は何が待っているのか、ワクワクする。
…☆★☆…
『日常と違う自然に触れる肌 小麦色に変わるSeptember』