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人の思いと感覚

今年に入ってくらいから
じわりじわりと私の中で大きな変化がありました。

感覚


考えるのではなく感じる

周りの目や影響にとらわれず、
自分の感じたこと
自然に想うこと
目でも、頭でもなく、
ただ感じることを大切にするということ。

今までは、
自分が決めたことでも、
知らず知らずそれにとらわれて、
名前や名目で囲いを作ってしまっていたと思う。

例えば


お店で使う材料でも
「有機」や「無農薬」のものを使うと決めたら、
全てそうしなければ!
それ以外を使うとお客様を騙しているのでは?
と。

自分で決めたことだけど、
それだけに目がいってしまって、
その名目で自分自身を縛っていた気がするのです。

もちろん、
個人的にも
有機や無農薬で作られたものをできる限り使いたいのは本当だけれど、
そこにのせられている想いをちゃんと感じられているのかな?と。

有機ならなんでもいいのか?
無農薬なら全てが○なのか?

そうではなくて、
自分が良いと感じられるものを使う。
それならそこにとらわれる必要なんてないのでは?と。

人が作るものには思いがのる。


それを自分がちゃんと感じられるものならあえて自分がしばりを作る(公言する)必要がないと。

もちろん、有機や無農薬で作られたものは、
努力やこだわりという思いがのっているから、
できればそちらを選ぶし、選びたい。
畑をやってみて今まで以上に有機や無農薬で作る大変をさらに感じられたので、
そんな農家さんを応援したいという気持ちはむしろとても大きくなった。

そして有機や無農薬を選ぶことは、
お客様の健康もそうだし大きく言えば環境問題にもつながるし。
お店をやらせてもらっている以上、自分やお客様だけが良いというお店にはしたくない。

でも大事なのは「有機」「無農薬」という肩書きではなく、
それを作り出している人や人の思いだなと。

どこかで食事をする時も、
何が食べたいかで選ぶのはもちろんあるけれど、
あの人の作ったものが食べたいで選びたくなった。

全く知らない誰かのお店より、
あの人が作った思いのあるあのお店のが食べたくなる。

結局は人やそこに込められた人の思いなんだと。

思いのこもった食事は元気になる

そしてそれを感じるということ。

自分の直感や感じるものならそれを選ぶ。

ついつい考えてしまいがちな今だけど、
頭で考えすぎたり計算せずに、
いつも自分の声や感覚に耳を傾けて、感じる。
そこに損得勘定やジャッジなどはなく。

そうやって選んで作ったもので私のパンを焼く。

ガチガチに固めた頭でっかちのパンでなくて、
自然体のパンを焼きたい。
おやつを作りたい。

もしかしたらそれはパンやおやつだけでなくてもいいのかもしれないし。

そんなパンやおやつを作る私もスタッフも人だから。
私や私の作るお店をいいと感じてくれる人に喜んでいただけるように。

思いを込めて練習中

この世界にはいろんな人がいて、
いろんな考え方の人がいる。

いろんなフィルターを通したジャッジはなく、
自分が感じる気持ちを大事にしたいと思う。

そんな変化がありました。


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