見出し画像

「未来基準」という生き方

私が人生の岐路に立ったときに、コーチングスクールで出合った考え方が「未来基準」でした。未来の理想的な自分を描き、その視点から現在の選択や行動を決めていく生き方です。「3年後にXXになっている自分だったら、今どんな選択をするだろう?」 自分に問いながら日常の行動を選択する。

私自身本気でやりたいことは何かという問いに向き合ったとき、今手にしている安定した生活を手放し、新しい挑戦をしていくことに大きな恐れを持っていました。でもその恐れとは、よく考えてみると「今の私」が「今の環境」で感じている感情です。3年後の既にコーチングとして活躍している自分だったら、何を選択するだろう?と考える癖ができてくると、確実に新しい一歩を踏み出すエネルギーが沸いてきました。それはもう過去の延長生きる私ではないのです。

今の目の前の問題や不安に囚われずに「未来基準」で考えたとき、私たちは大きな視点で世界を捉えることができます。何か新しいことを始めようか迷っているとき「今は忙しいから…」と躊躇し何もしないことを無意識に選ぶこともできますが「3年後の自分」の視点で考え、すぐに「やる」を選択することもできます。その意識的な選択を続けていくことで「ああ、あのとき始めておけば良かった」という後悔を後の人生で持つことも減るかもしれませんね。

では、具体的にどうやって「未来基準」で生きていけばいいのでしょう?まずは、自分の理想の未来像をイメージすることから始めましょう。「3年後、5年後、どんな自分になっていたい?」 「どんな生活を送っていたい?」できるだけ具体的に臨場感を持って思い描いてみてください。そして毎瞬の選択の場面で、その未来の自分に問いかけてみるんです。「理想の未来の自分だったら、今この状況でどう行動するだろう?」って。「未来基準」で生きるというと、大きな決断の場面を想像するかもしれませんが、日々の小さな選択の積み重ねこそが重要です。仕事から帰ってきて、すぐに自分が決めたタスクに取り組むのか、それとも何となくSNSをチェックして時間を過ごすのか。週末に勧められた本を読むのか、それとも一日中Netflixを見るのか。こんな小さな選択の積み重ねが、未来の自分を創っていくのです。

「未来基準」で生きることは、決して苦行ではありません。むしろ、人生をもっと楽しくしてくれる生き方だと私は思います。今の小さな一歩一歩に大きな意味を見出せるからです。そんな生き方を、明日からちょっとずつ試してみませんか?あなたが生きたい人生の創造のために!

いいなと思ったら応援しよう!