
すっかり日本語化した(らしい)英単語10選!
最近日本のメディアを見ていてふと気が付いたのですが、日本人の話す文の中に「英語が語源になっている言葉の頻度」が高くなっているんです。
それも、英語では聞いたことがあるけれど、「日本語」としては使ったことがない言葉ばかりでしたので、実際に日本語として使う場合にはどういう意味合いなのか調べてみました。
そこで、今回は最近耳にする日本語化した(らしい)英単語をご紹介します。
よく耳にする日本語化した英語
ファクト (fact)
この単語は数年前に「ファクトフルネス」という著書が販売されて世に知れ渡った思うのですが、「ファクト」とは一言で言うと「事実」です。つまり「ファクトフルネス」というのは、先入観や思い込みを排除して全てデータに基づいた観点という意味です。
イシュー (issue)
英語では「問題、課題、論争点」などを意味します。イシュー思考=論点思考という言葉も使われるようですね。なぜ「問題」ではなく「イシュー」に置き換えるのかはなぞです。
インセンティブ (incentive)
直訳すると「報奨」です。ボーナスと何が違うの?と思う方もいると思いますが、ボーナスは企業の業績によって金額か変わるのが特徴ですが、インセンティブは個人の業績によって支給額や内容が変化します。
リテラシー (literacy)
英語の意味は「読み書きの能力」に当たりますが、日本語では「適切に理解する力」として使われるようです。例えば、「彼はコンピューターリテラシーが高い」という文は、「IT機器を使いこなせる能力が高い」という意味です。
リスキル (reskill)
リスキリング (reskilling)とも呼ばれます。接頭辞の"re" は、「再び」という意味があるので、この単語は、「再び」と「技術を身に付ける」を結び付けた単語になります。英語では「再教育」や「新しい技術の習得」を意味します。
セグメント (segment)
この単語を聞くとみかんの中身を思い出します。みかんの房1つ1つはセグメントです。日本語では、「分割する」という意味で使用します。また区別することを「セグメンテーション」ともいいます。
ベーシックインカム (basic income)
ベーシックインカムは、「ベーシック(基本)」と「インカム(収入)」の合成語で、一般的には最低所得補償と訳されます。
エビデンス (evidence)
証拠、証言、形跡などを意味します。ビジネスの場面では特に「根拠」や「裏付け」という意味合いで使われることが多いようです。
スタートアップ (startup)
アメリカで使われ始めた言葉で、企業や新規事業の立ち上げを意味する言葉で、特に短期で急成長をする企業などを指します。スタートアップの具体例としてUberやAirbnbなどが挙げられます。
オウンドメディア (owned media)
企業が自社で保有するメディアの事を指す言葉です。自社メディアでもいいと思うんですけどね。ちなみに「オウンド」とは所有するという意味です。例えば a family-owned businessとは、家族が所有する事業のことを指します。
日本語化した英語の発音に気を付けて!
上の単語をそのまま英語で発音しても伝わらない場合があります。
日本語の場合は抑揚がありませんが、英語の場合はアクセントが付く箇所が単語によって異なります。英語を話す際に使用する際は発音に気を付けて下さいね。
みなさん、この中でよく耳にしたり使ったりする単語はありましたか?
日本語ではどのように使われているか知らなかったので、勉強になりました。皆さんにもお役に立てて頂けたら嬉しいです。