言いたいことが言えない
言いたいことが言えない、口が寂しい、食べる時に音を立ててしまう。
赤ちゃんの時の原始反射である探求反射が関係している場合があります。
赤ちゃんはほっぺにお母さんのおっぱいが触れたら、そちらに顔が向きます。そして吸てつ反射によっておっぱいを吸い始めるのです。
これは別にお母さんが教えなくても、勝手にやります。
生れたばかりの赤ちゃんが、「おなかすいた~。」と思う前に、抱っこしてもらって、頬に触れたおっぱいを吸います。そういうプログラミングです。
もし、この反射がなければ、昔の赤ちゃんは生きていけなかったでしょう。
お母さんが出産直後に出す「初乳」にもすごく意味があります。
二度とない大切な時間にお母さんから有形・無形の宝ものをもらって過ごします。
これらの原始反射が残っていると次のような症状が出る可能性があります。
🔲いびきが大きい
🔲歯ぎしり・くいしばりがひどい(睡眠時・活動時ともに)
🔲爪やえんぴつを噛む癖がある
🔲タバコがやめられない
🔲指しゃぶり(小さい時にずっとやっていた)
🔲噛まずにのみこむ(飲むように食べる)
🔲食べるのが遅い
🔲言葉の遅れ(話し始めが遅かった)
🔲滑舌が悪い
🔲舌ったらず
🔲口をとがらせてしまう(集中すると特に)
🔲緊張すると唇を舐める
🔲あご先にしわが寄る(梅干しのようなシワ)
🔲あごが細い・小さい
🔲歯並びが悪い(出っ歯含む)
🔲舌で前歯を押す癖がある
🔲口が寂しい
🔲食べ過ぎる
🔲猫舌
🔲誤飲しやすい
🔲口を大きく開けるのが苦手
🔲食べる時に音を立てる
🔲口がつい開いてしまう
🔲よだれが垂れやすい
🔲口まわりの刺激に敏感(一口食べる毎に拭くなど)
🔲声が小さい
🔲NOが言えない
🔲本音が言えない
🔲承認欲求が強い
🔲食べ物の好き嫌いが激しい
🔲手先が不器用
🔲手を使う細かい作業の際、口が連動して動く
(厳密にいうと探索はんしゃではありませんが、口と関係しているために 書いておきます)
お母さんのおっぱいがたくさん出ていた、ミルクをしっかり飲んでいたという場合でも、簡単にミルクにありつけるのでこの反射をしっかり使う機会を逃しているとも言えます。
自分にとって安全なもの、舌触りのいいものだけを選んでいるため、偏食になっていくのです。呼吸も口呼吸の場合が多いです。マスクをつける生活が長かった人も、口呼吸になりがちです。
また舌の裏側にある舌小帯の働きが鈍い傾向にあります。
舌小帯は短くても、筋肉なのでトレーニングすることで筋力アップできるようになります。
アイドルが舌足らずのためにデビュー前に舌小帯を切断したというエピソードは有名です。
改善のためには舌をしっかり動かして、口呼吸を鼻呼吸にする「あいうべ体操」がおススメです。ハピリスキッズクラブTVさんの動画をお借りしました。
口呼吸を改善して、美容にも老化防止にもアプローチしてみましょう。