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「誰かの犠牲で成り立つ世界」はイヤだ、という願い
先日、遅ればせながら『すずめの戸締り』を劇場にて友人と観覧。
それまでの私の新海誠作品歴はというと、
『秒速5センチメートル』@Amazonプライム
『君の名は』@劇場 ※長男に誘われて
『言の葉の庭』@Amazonプライム
『天気の子』@WOWOW
という流れ。
正直言うと、アニメ映画は、息子ズとのデート以外は「WOWOWかアマプラでいいかな」派。
新海作品は、地元の町が超リアルに描かれていること(『秒速…』『君』『天気』など)や、「映像がきれい」、あと長男が観たいというので、まったく期待をせずに”おつき合い”で観た『君の名は』がいろいろ期待を裏切られてとても良かったことなどもあり、機会があれば劇場で観てもいいかも、くらいに思っていたところに、こんな動画を観てしまった。
こんなの見ちゃったら、高まるよね。
というわけで、観てきましたよ。
雀の戸締り
たくさんの人のドアを開けっちゃったかも度 ★★★★★
@TOHOシネマズ新宿
安定の映像の美しさと街のリアリティでした。
展開は定石、テンポはやや速いというか、もう少し丁寧な間があったほうが好みでした。
一緒に観た、新海作品は『秒速…』のみという友人に感想を聞いたところ、「扱っているテーマがアレなので、今はまだ上手く言語化できない」とのこと。
災害、家族との予期せぬ別れ、といったことを経験している人にとっては、時期によっては多少の違いはあれどハードな経験になるかもしれません。
そして、後日、WOWOWで録画していたこちら⇩を次男と観賞。
雲の向こう、約束の場所
新海ワールドを堪能できるでしょう度 ★★★★★
@WOWOW
次男と二人で観終わって、
「新海誠は、ずっと同じテーマを描いているよね!」
「それな!」
と叫び合った。
昔、花村萬月さんが、「作家は、一つのテーマがあれば一生書いていける」的なことを言っていたっけ、と思い出す。
作家の人生とともにテーマも変わっていくこともあるけれど、なんというかいろいろ腑に落ちた作品でした。
あと、ところどころ、他のアニメ作品の香りも感じたりして、そのあたりも次男とつっこみつつ観賞しました。
『星を追う子ども』も録画してあるので、観る予定。