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【旅するシニア】ふるさと紀行➁神戸の夜はジャズを聴きながら🎷

#この街がすき

昔から神戸が「日本ジャズ発祥の地」だと聞かされてきました。
そのせいか若い頃からジャズに親しむ機会が多く、今でも大好きです。
社会人になると、ジャズの流れるお店で友人とウイスキーなどいただきながら、大人の雰囲気を楽しんだものです。

特に生演奏が楽しめる、北野町に近い「ソネ」はお気に入りでした。
最後に来たのは震災前だから、30年ぶりにたずねたことになります。
店内は前より広くなり、内装も少し変わっていましたが、いい感じです。
帰ったらぜひ来たかった「ソネ」で神戸の夜を独り、楽しみました。

🎷「ソネ」でジャズを楽しむ

三ノ宮駅から異人館街で人気の北野町に向かって歩くと、北野坂が見えてきます。
その正面に見える山(堂徳山)には船形に電飾が施されています。
いかり山の錨マーク、市章山の神戸市のマークはなじみがありますが、北前船をモチーフにしたという船のマークは記憶に薄いところです。

横断歩道を渡って坂の左手すぐに、以前と変わらずジャズライブ レストラン「ソネ」がありました。
入り口の様子もお店のロゴもそのままです。

今夜のジャズライブを楽しませてくれるミュージシャンの紹介が、ボードに記されています。
ワクワクしながら店内へ!

🎷雰囲気はそのままの「ソネ」

店に入った瞬間、以前来た時と変わらない雰囲気にホッとする自分を感じます。

右手に伸びるカウンターはそのまま、しかし店の奥にあった手洗いがカウンター席の後ろに配置されていたので、改装されたのだと気づきました。

🎷「ソネ」で最高の時間を!

ライブステージのバックが、レンガ造りの壁になっていて、なんともいい雰囲気です。
ステージの配置は以前から少しずつ変えられることはありました。
最後に来たときは、中央に置かれたグランドピアノ近くにテーブルがあって、ピアニストの手元を見ながらお酒をいただいた記憶があります。

平日の最後のライブとあって店内は、お客の姿もまばらで好きなテーブルに着席できそうです。
もちろん間近でミュージシャンの演奏が楽しめそうな席に着き、開始時間を待ちました。

簡単な料理をオーダーして、ここで飲むのは「ウイスキーライム」です。
ウイスキーロックにフレッシュライムを入れてもらい、香りを楽しみながらいただきます。
そんな飲み方を覚えたのは50年前。半世紀も前のことです。
なんて生意気で、それでいてちょっぴりオシャレな若かりし頃の自分をふりかえり内心はにかみながら、おいしいお酒を味わいます。

なつかしいジャズのスタンダードナンバーの演奏が始まると、スウィングしながらどこかにタイムスリップする自分を感じます。
日常を忘れさせるこの独特の雰囲気をまた味わえた幸せに、心の底から感謝しました。

もしできるなら、神戸に帰って「ソネ」でジャズを聴きたいという願いがかなった夜です。
すてきな余韻を楽しみながら、夜の三宮をホテルに向かって歩きました。

やっぱり神戸は、ほかにない独特の魅力を持つ街だと感じています。
生まれ育った懐かしい街だから、そう思うのでしょうか?

いずれにしても、この街の魅力が薄れることなく、多くの人に味わってもらえるチャンスが増えることを心から願ってやみません。

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♬最後までお読みいただき、ありがとうございます。(^^♪

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kekko
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