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救急車を呼んだ日

今回は
少し長い記事です
自分の気持ちを整理したくて書きました
お訪ねくださりありがとうございます

見てくださってありがとうございます ふろむ けいちゃん♪

夜中の2時に電話が鳴った
「すぐ来てくれ」
じいの声
ばあばが風呂場で動けなくなっている
という

前にも庭で動けなくなった
その日は夜7時で
わたしと中学生のこども
ふたりが実家に行き
じいと3人で
ばあばをうちに運んだ
その際あとから
「次からは救急車を呼ぶように」と
病院で言われた

わたしが実家に移動する間に
じいとわたしで
「今回は救急車を呼ぼう」と
電話で決めた
「固定電話の方が速い」
と じいが119番することに
実家に着いたわたしは
ばあばに寄り添う
ばあばは裸のまま
脱衣所を少し出た廊下で
毛布の上で
タオルケットだけ羽織っている

じいが電話をしたあと
家の外へ
救急車を誘導に向かう
わたしはとっさに
そこに汚れた衣類があるのを隠す
認知に困難があっても
どんな人にも尊厳がある
きっと
汚れた衣類は
じいにも
救急隊の方にも
ばあばは見られたくないだろう

救急隊の方が来る
ばあばは意識はしっかりしていて
体が重くて自力で立てず
廊下に座っている
おそらく病院への搬送は必要なく
自宅内のベッドまで
運んでもらえれば良いだろう

でも前回
庭で動けなくなったとき
「素人が運ぶのは危ないから
次からは救急車を呼ぶように」と
病院で言われ
だから今回
救急車を呼んだ

救急隊の方は
ばあばの体に
異常がないことを確かめてくださる
「緊急搬送は必要ない」
と判断してくださった
その判断も
素人では難しいから
安堵する

あとはベッドに運んでもらえれば…
が、

そこから
私への問いかけが始まった
「島に何人、
 認知症の人がいると思ってるんですか?」
「お母さんはとくに急に体調が悪くなったわけではない。
それで動けなくなったら、その度に僕らを呼ぶんですか?」

この問いかけが延々続く
わたしはひたすら
「申し訳ありません」を
ひと言毎に繰り返し
前にも庭で動けなくなったこと
その際
「救急車を呼ぶように」と
病院で言われたことを
繰り返す

ホントは隠すつもりだったけれど
わたしは実家にかけつける際
転んで腕をけがをした
血が出ている腕も見せて
「父母とわたし、3人だけでは危ない
父も高齢で体が弱っている
わたしもいまけがをした
これ以上けが人が出ないように
危ないと思って呼ばせていただきました」
とあやまる
それでも
救急隊の方の言葉は
終わらない

 …どうか早くベッドに運んでください、と
思うけれど
裸のまま母はそのままで
わたしへの言葉が続く

「お母さんがかわいそうだと思わないの?
こんな裸のままで
着替えを用意してあげたら?」
「すみません
わたしは今呼ばれたばかりで、
汚れ物を片付けて、
それで精一杯でした」

着替えを用意したくても
廊下はばあばと
救急隊の方でふさがっていて
わたしはそこに面した
2階への階段の途中にいる
その真下にばあばや皆さんがいるから
降りたくても降りられない

見かねたじいが
「着替えはここにあります
ベッドまで運んでくれたら
ベッドで着替えます」
と言う
じいは台所をはさんで向こうの
ばあばのベッドの部屋にいるらしい

どれくらい
わたしへの言葉が続いただろう
3時頃救急車を呼んだと考えても
4時頃救急の皆さんは帰られて
ばあばを運ぶのは
3分くらい

1時間近くばあばは放置され
わたしは怒声をあびていたことになる

それでも
ようやくベッドへ…と
動き始めたので
階段を降りられるから
わたしもベッドの部屋へ…と
歩きだした

と思ったけれど
一瞬意識がなく
落ちたのか
倒れたのか
わからない
ばあばがいない脱衣所で
わたしは過呼吸を起こして
倒れていた

幸い
ばあばもじいも無事だった

あれから3日
以来毎晩
救急隊の方に
怒られている場面を思い出し
怖くなる

※ここまで読んでくださって
ありがとうございます
うまくまとめられず
以下は後日思ったことです



このことを
思い出すとき

ふと思う
キリストの十字架を

イエスさまも
紫の服をまとわされ
兵士たちにかこまれ
侮辱され
裸のまま
十字架にかかられたのだ
わたしはそれを傍観者として
ただ見ているだけ

わたしの罪の深さを思う

神さまは
母を通して
わたしに教えてくださったのかもしれない



たくさんの温かなお言葉
コメントありがとうございます

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けいちゃん♪
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