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ストレスが不妊体質を作る?
こんにちは。妊活×東洋医学の専門家の藤川圭一です。
ストレスとは?
「ストレス社会」ってよく言われますが、ストレスって何なんでしょうか?人間関係、仕事、家庭、育児など一般的には人間関係を中心とした事が思い浮かぶのではないでしょうか?
でもこれは一部分。ストレスって体に刺激を与えたり、変化させたりするものなので、もっともっと色々あります。
例えば、、、
栄養不足、栄養過多
睡眠不足、寝すぎ、夜更し、運動不足
不規則な生活、病気、怪我、
騒音、匂い、ゲーム、スマホ
暑さ、寒さ、紫外線、ホコリ、ウィルス、細菌
お酒、タバコ、化学物質、食品添加物
不安や悲しみ、心理的なつらさ、怒り、憎しみなど
本当にたくさんありすぎてきりがありません。
ストレスに対抗する視床下部とは?
こんなにストレスにまみれた状態で人間は生きていけるのか?
それはストレスから体を守るために脳の視床下部が活躍しています!
視床下部は生命活動に関わる中央制御センターみたいな所。生きていく上で必要なあらゆる体のシステムを統制しています。
・食欲や性欲など人間の本能と関わるもの
・尿の排出、のどの乾き
・怒りや恐怖
・感情に伴い顔の表情を変える
視床下部はいくつもの仕事をこなす、できる奴なんです。
ストレスに対抗する仕組み
視床下部はただでさえ忙しく働いています。ストレスにも負けないように日々頑張ってるんですね。
ただ、問題になってくるのが長期間に渡りストレスがMAXな状態になってくると長期的にストレスに対するホルモンが分泌されるのですが、
視床下部が忙しくなりすぎてオーバーヒート状態になって、上手く回せていた仕事ができなくなってきます。
ストレスに対して視床下部は自律神経の交感神経を奮い立たせて、体を緊張状態にします。戦闘モードですね。
また副腎といって腎臓の上に乗っかっている小さな臓器があるんですが、ここにストレスに対抗するホルモンを分泌させる指令を送ったりしなければならないんです。
交感神経緊張状態+糖質コルチコイド(ストレスホルモン)濃度の高い状態が続きます。こうなると体に異変が起きてきます。
・毛髪が細くなる
・高血圧
・胃腸の不調
・興奮、不眠
・ニキビ、多毛
・顔が紅潮
・シミが増える
肌のトラブルも、結構この状態になるとよく起きますね。
ストレスと不妊症との関係性
ストレスフルな状態は、交感神経が緊張して副腎のストレスホルモンが高い状態になります。
この状態が優先されるんですね。
さすがの視床下部もいくら仕事ができるとはいえ、手が回らなくなってくるところも出てきます。
それが甲状腺ホルモンや女性ホルモンです!
ここまで指令が届かないので、動けない。つまり機能不全に陥ってしまいます。
生理不順、PMS、甲状腺亢進症、甲状腺機能不全
妊娠に関わる部分の働きが鈍るので、妊娠しづらい体になってしまいます。
体の声に耳を傾けよう
人間の仕組みは素晴らしくて、ストレスに負けないようにちゃんと仕組化されて頑張ってくれているんですよね。
ストレスフルの状態が長期になると、さすがに疲れも出てくる。
なので、視床下部に休みをあげることが必要になりますね。
この状態って結構頑張り過ぎの人によく出たりします。でも自分は頑張ってるって、あまり気付かないんですよね。
しっかりと自分の体を声を聴いてあげましょう。
鏡って毎日見ると思うので、肌の不調は1番わかりやすいと思います。
吹き出物が多くなった、ニキビが増えたといった場合には、今ストレスが溜まってて体頑張ってくれているんだなっていうことをしっかり自覚してくださいね。
そして、1日の内でリラックス時間を作ってください。
休みを増やしたり、できるだけ自分がリラックスできる時間を作ったりすることがとても大事です。
・好きな入浴剤をいれてお風呂にゆっくり浸かってみる
・大好きな音楽を聞いて、リラックスする
・景色なキレイなところへドライブに行く
・美味しい物を食べに行く
・何も考えずぼーっと過ごす
人それぞれリラックスできる事は違うと思いますが、ぜひ自分に合ったリラックス時間を取るようにしてくださいね。