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2021年最後の満月ですね

今日は満月。2021年最後の満月ということになりますね。

皆さま、どのようにお過ごしでしょうか?

新月から満月、そして、満月から次の満月まで、年々スピードが速くなっているような気がします。

でも、しばし手を止めて、空を見上げて満月を愛でる心のゆとりを忘れずにいたいものですね。

さて、先週(17日)に2回目の漢詩講座を終えることができました。

今回は白居易の「香炉峰下…」の律詩とその詩を巡る『枕草子』の一節を取り上げてみました。

漢詩そのもの以上に、白居易の人生や清少納言、中宮定子の生涯について思いを致すことによって、私自身、これまでとは違う思いで、この漢詩や『枕草子』の文章について考えるようになりました。

一人の人の生涯を簡単にまとめて、わかったつもりになることは避けなければなりませんが、一つの文学作品の裏にこめられたさまざまな思いを想像して味わうことで、その作品の奥行きが感じられるようになるような気がします。

国や時代が異なっていても、それぞれの人が一生懸命生活をし、何かを伝えようとしていたということを、後世に生きる我々が想像力を駆使して受け止めていくことが大切なのかもしれないとつくづく思います。

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

素敵な満月の夜をお過ごしください😊

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