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水芭蕉の頃

例年よりずいぶん早い梅雨入り、そして、連日の大雨・・・、皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

心地よい季節が年々短くなってきているような気がします。

では、この季節は嫌なことばかり? そう考えかけて、ふと思い出したのが、水芭蕉の花のこと。

近所の公園に咲いてます、というような身近な花ではありませんので、ご覧になったことがない方もいらっしゃるかもしれません。

「水芭蕉」は、中国語では「观音莲(guānyīn lián)」というそうですね。

「夏の思い出」(昭和24年)という歌をご存じでしょうか?

♪ 夏がくれば 思い出す   はるかな尾瀬 遠い空

  霧のなかに うかびくる  やさしいかげ 野の小道

  みずばしょうの花が  咲いている

  夢見て咲いている  水のほとり 

  しゃくなげ色に たそがれる  はるかな尾瀬 遠い空 

(『思い出の童謡・唱歌200』成美堂出版 より)

残念ながら尾瀬には行ったことがありませんが、ずっと以前、ちょうど今頃の季節に、母と初めての二人旅で、信州に水芭蕉を見に行ったことを思い出しました。

一面に咲く水芭蕉に息をのみ、雨の中、傘を差しながら時を忘れて歩き回った旅の思い出が蘇りました。

災害級の大雨は困りますが、雨の日の楽しみ方、雨の日の素敵な思い出を探してみるのもよいかもしれませんね

「雨の日のお楽しみ」、何かありますか?

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