見出し画像

ネパール21日目:ストゥーパ、Creative Health、ビリヤニ

11月27日(水)
起床後は少し散歩や行きつけのお店で朝食。久しぶりにコーヒーとネパールの三角トーストとズーズーダウ!やっぱりズーズーダウは美味しい!

部屋に戻ってからは滞っていた仕事関係のメールの返事。滞っていたnoteの投稿と執筆をしていたら、あっという間に1時頃になっていました。

近くのカフェでランチをして、InDriveでバイクを配車して、お猿さんの多くいるSwoyambhu Mahachaityaという丘の上のお寺へ向かいました。バイクを配車しましたが、ライダーさんによっては慣れている人もいれば慣れていない人もいます。今更ながら当たり前ですが、行き先や料金もしっかり乗る前に確認したほうが良いと思います。今回のライダーさんはちょっと道に慣れてなさそうで、乗車しながら質問してみたところ、ルンビニー出身で4ヶ月ほど前にお母さんがカトマンズの病院に入院し、週2回ほどお見舞いにいっているとのことで、その他の時間をInDriveやPathaoでバイクの仕事をしているとのことでした。ルンビニーでは動物治療の専門学校で資格を得て、仕事に就いていたそうです。

ルンビニーへ行く計画をしていると伝えたところ、ルンビニーは静かで良いところだと教えてくれて、1~2ヵ所おすすめの場所も教えてくれました。以前、標高2,700mのところでりんごを育てているSherpaさんからルンビニーの要所として、ブッダの生まれた場所やブッダに関連するTilaurakotやKudanを教えてもらっていました。ライダーさんからもだいたいこの辺りのことを教えてもらいました。

渋滞していましたが、少し大回りもして順調に目的地の寺院へ。バイクから降りて、いつも通りライダーさんとセルフィーをして、寺院の入り口へ。チケット売り場があるのですが、ここもネパール人と外国人で値段が違います。外国人は200NPRでした。早速支払って中に入るとガイドはいかがですかと声をかけられます。これまでもネパールの観光地に立ち寄った時やお店の前を通った時には、中国語、韓国語、日本語、英語で話しかけられます。私の見た目で日本人だと分かるネパール人もいますが、最近は中国や韓国の来客も多いようです。ゆっくりみて回りたい時はガイドがあったほうが助かるのですが、そこまでじっくり見て回るというよりかさらっと見たいだけだったのと、ガイドの相場を確認していなかったのでぼったくりにあいたくないこともあり、さらっと対応して、目的のストゥーパのあるところへ。

12年ほど前に来た時の記憶が蘇りました。前来た時は正面の階段を上がってきたと思うのですが、今回は裏側から上がってきました。懐かしい光景とカトマンズの眺望が広がり、至る所にこどもから大人までのお猿さんがいて、おもいおもいに暮らしていました。眺望がいいところにもストゥーパの上にも階段にも至る所で自由に生活しています。そんな光景を楽しみ、マニ車を回しながらストゥーパの周りを一周してきました。

カトマンズを見渡せる眺望とお猿さんたち

そのあとは傍にあった寺院の2階へ行って見るとなんとなく荘厳な感じ。入り口にいた方に入って良いか聞いてみると靴を脱いで入って良いとのこと。入ってみて本尊を見てみるとチベット仏教の高僧の方々の写真があり、その中にはもちろん第14代ダライ・ラマの写真もありました。なるほど、ここにもチベット仏教の影響があるんだと思いながら、お祈りを終えて入口に戻り先ほどの方に話しかけるとこちらの奥へ行っても良いですよと案内され、最後にはリンゴやバナナなどのお供物があるところで一ついかがですかと差し出してくれました。ここでお供えのお下がりにりんごがもらえ、なんか嬉しかったです。Donation Boxがあったので、すこしばかり寄付をしておきました!

さて、一通り見終わりましたので、次の目的地へ行こうとInDriveでバイクを配車。次は30~40分離れたBuddha Stupaへ。今回のライダーさんは道や運転に慣れているようでそれなりの距離でしたがスムーズに連れて行ってくれました。普通はバイクに乗りながら色々と会話するのですが、距離もありスピードも出していたので、会話をする感じはありませんでした。

30~40分後になんなくBuddha Stupaへ到着!ここは先日訪れたTaragaon nextやJan Kath Rug + Art Spaceから徒歩5~10分程度のところにあり、ずっときたかったのですがなかなか来られずにいまして、ようやく今日来ることができました。12年前に来た時はまったくノーマークでした。

とりあえず、バイクを降りてちらっと目を向けた先にはチケット売り場が。あ、ここも入場料が必要なんだ。外国人料金なんだろうなと思いながら聞いてみると案の定、外国人料金で400NPR。高くはないと思いますが、ネパール人の料金やネパールの物価に慣れてくるとなんか高く感じてしまいます。

ネパールで一番大きなストゥーパということで、ワクワクしながら細い路地を歩み寄っていくと開けたところに大勢の人たちと大きなストゥーパが!圧巻でした。とりあえず、流れに身を任せ、右回りに歩いていくことに。ストゥーパの上の方にも登れるようでしたので、そちらにも足を運びました。靴を脱いでまた一周。回っている最中に周りの建物の上層階から眺めている人たちがいたので、私もどこかへ登ってみたくなり、入口周辺の寺院へ行ってみるとルーフトップへ上がって良いとのこと。ほぼ正面で眺めの良いところから全貌を見渡すことができました。

Buddha Stupa

降りてきて、入口にいた寺院の方と話してみると、本来はストゥーパの周りを3周するとのこと。次の予定もあったので、自分なりに解釈して、もう一周歩いて回ることにしました。マニ車を回しながら、一周して、元の入り口のところへ戻りました。

満足したところで、またInDriveでバイクを配車して、本日最後の目的地であるSiddartha Art GalleryのCreative Health Exhibitionへ行くことに!5時頃からオープニングでLalitpurのDuputy Mayor(ラリトプール地区助役?)も来られオフィシャルな挨拶もあるとのことで、楽しみにしていましたがこの時間帯はすでにラッシュアワーで渋滞が始まっていました。ただ、思ったほど時間はかからず、10分ほど遅れて到着しました。関係者や来場客もちらほらいらっしゃり、オープニングらしい賑やかな雰囲気がしていました。

Creative Healthは、なごやヘルスケア・アートマネージメント推進プロジェクトで知った言葉や考えでイギリスで盛んになったもので、メンタルヘルス、ウェルビーイングのためにアーティストを包括的に取り込んだアートセラピーや社会的処方箋(Social Prescription)を実践するものです。健康のために役立つアートの実践や仕組みのようなものですが、詳しくはインターネットで検索してみてください。日本でも少しずつ普及してきているのではないかと思います。

さて、そういったCreative Healthを研究・実践しているUniversity College LondonのDr.Ranjita Dhital教授が母国ネパールへ一時帰国し、ネパールでの実践とその報告も目的とした今回の展覧会を企画したということです。

最近の私の興味にドンピシャだったので、展示作品や資料をしっかりと読み込みました。中でも興味深い作品は、発達障害のある方々と長く交流を持ち、彼らの描いたドローイングを手縫いやミシンで布地に縫い付けて制作した本やタペストリーのような作品でした。作者の方が近くにいらしたので、作品について伺ってみました。人柄の出ている絵を親しみの持ちやすい布生地に縫い付け、その人の1日の生活や希望を綴った作品とのことで、さらに訊いてみると素材自体もリユースしたものだとのことでした。対象、素材、技法など本当に素晴らしいものでした。この方の名前が先日お会いしたSujan Dangolさんの名前に似ていたので、伺ってみるとSujanさんの姪にあたるとのこと。すごい才能ある家系ですよね。

Sudikshya Dongolさんの作品

その後しばらくしてオープニングトークが始まるとのことでギャラリー前に向かい、企画者のDr. Ranjita教授や副市長からのお話をじっくりと聞きました。一通り落ち着いたところで、Dr.Ranjita教授に自己紹介をしたり、この展覧会へ来た背景を少しお話しすることができました。ここでもかなり満足した時間になりました!

Lalitpur地区助役の挨拶と右隣にはDr. Ranjita Dhital教授

さて、充実した1日となり、ホテルへ戻りディナーの時間。今日は新しいホテルの近くのカフェに行くことに。ここもそうですが外からは分かりにくいですが、ここもやっぱり上の階やルーフトップがあったのでルーフトップへ。

7時過ぎでしたのでお店の人から8時には閉店ですが大丈夫ですかと訊かれ、長居はしませんから大丈夫ですと伝えビールとチキン・ビリヤニを注文しました。ビールがサラッと到着し、ちびちび飲みながらビリヤニが来るのを待っていました。まだかな~としばらく待っていたら、小さな子供がひょこひょこと遊びに来たので、一緒に戯れていたらビールを持って行かれてしまいました。すぐに返してくれると思っていたら、いつの間にか別の席の灰皿にビールを注いで遊ばれてしまいました!タバコの吸い殻が入った灰皿にビールを注いでナプキンを浸して壁にくっつけてベトベトと遊んでいました。なんか知らないけどラディカルでクリエイティヴなことして楽しそうでした!すごい感覚だなと思って見ていたら、「うちの子はお客さんの注目を得て遊ぶのが好きなんです。」とお店の女性がさらっと一言。閉店間際で他のお客さんはこなさそうでしたけど、席はちょっとビールとナプキンでベトベトとちらかっていましたが、全く気にせず調理場に戻って行きました。へ~、これでいいんだ!感心!!

さて、ビリヤニは?と思いながら、お店が8時で終わると言われていたけど、料理が到着したのは8時15分頃。料理が運ばれてきて分かったのですが、ビリヤニは時間がかかる料理みたい。ただ、チキンはどこと聞くとご飯の中に埋もれてるとのこと。なるほど。さっそく、口をつけてみると、めちゃくちゃうまい。今日は充実した1日だったおかげもあり、長く待ったおかげもあり、今回のネパール滞在の中でも一番美味しかったんじゃないかと思います。ほんの10分ほどで平らげてしまいました!

それからホテルに戻り、クレジットカードで宿泊費を支払おうと思ったら、今回は手数料チャージなし。。。同じ系列のホテルでこの前はチャージありと言われ、ここはチャージないの?また、全体的に不信感が募りました。騙されてるのか、ただ単にホテルの人が適当なのか?

まあいいや!明日も朝から移動なので早めに就寝。明日は6時起きかな。

いいなと思ったら応援しよう!

Keijiro Suzuki
ご興味を持ってご一読いただきありがとうございます!さらなる活動のため、応援やご支援よろしくお願いいたします!!