【いだろぐ593】自己開示と自己認識。
黒歴史収集家として、自己認識を深化させるために、
ターシャ・ユーリックさんの著書『insight』を読んでいます。
この本では、自己認識について、深く解説されています。
自己認識とは、自分自身を明確に理解する力であり、
自分がどんな人物であるのか、他人からどう見られているのか、
そして世界にどのように適応しているのかを理解する能力のこと。
自己認識には「内的自己認識」と「外的自己認識」
の2つの側面があるとされています。
内的自己認識
・・・自分の価値観、情熱、野望、行動や思考のパターンに対する理解。
外的自己認識
・・・他人からどのように見られているか、つまり外部からの評価や印象を理解すること
驚きの内容として、
これらの自己認識が相関関係にないと述べられていました。
つまり、自分自身を深く理解していると思っても、
他人からどう見られているかは必ずしもわからないということ。
自分のことを理解しているつもりでも、
他人はその人を無神経として捉えている可能性がある。
最も能力がない人が自分の能力を過大評価する
という現象もある。
厳しい現実を直視することよりも、
自己欺瞞を選ぶことが楽に感じられるため、
自己評価と他者からの評価のギャップが広がることが多い。
そのギャップが広がるほど、
自分の未来の方向性を見極めるのが難しくなる。
真の自己理解のためには、自分自身の内面を理解するだけでなく、
他人からどう見られているかも知る必要がある。
それこそが真の自己認識への鍵であるというメッセージがありました。
■
昨年から、100人組手を通して113回の1on1を経験し、
自己認識が深まったと感じています。
かつては自己卑下と自信過剰が混在していた私。
その原因は、内的と外的自己認識のギャップだと今では感じます。
100人組手が終わり報告会を開催した時に、
一番反響をいただいたのは、
今までにしこりがあった方々と1on1を行う
裏100人組手の話でした。
特にラスボスとして
関係性がうまくいっていなかった妻との組み手の話について
質問、感想を多くいただきました。
この話には裏話があり、
実は2日前に仲間内で、報告会の練習をさせていただきました。
裏100人組手の話は、本番で発表しない予定で
この仲間内だけでスパイスとして発表しようと思っていました。
人によってはネガティブに捉えられそう、
と思っていたためでした。
しかしその発表をした時に、
裏100人組手の話、本番でやったほうがいいよ!
という声をいただき、
本番で発表することにしました。
それもあって本番では、
裏100人組手の話が一番盛り上がることになりました。
自分にとってネガティブに思ってるものが
他者から見たら面白く感じられる、ということを
感じた出来事でした。
■
「insight」の中で劇的に自己認識を深めていった
自己認識ユニコーンとして
ジョージ・ワシントンのことが紹介されていました。
22歳のときに軍の中佐として
手痛い失敗から立ち直っていくプロセスで
「私は転嫁されたものでも
本当のものでも自分の過ちを耳にすることをいとわない」
という言葉を言われています。
他者に見せていくことで、自分を省みる。
自己開示して、自己認識を深める。
不断のプロセスで、
自己認識を深化させていきます。
明日も良い1日にしましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?