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ここまで、保釈されてから1年半の月日が流れました。
今の会社もお世話になって1年になりました。
前回のnoteにも書きましたが、私の初公判は今月の終わりに開かれます。
それから、ほぼ毎週開廷で公判は一旦クリスマスまで計8回開かれます。
審理される裁判所は私の居住地から遠く離れたところですので、ほぼ毎回『前泊』しなくてはなりません。よって前回の記事にも書いた通り、今の会社で仕事を続けられるかどうか相当悩みました。
12月は殆ど出勤できない上に、公判は今のところ3月まで続くと弁護士先生から連絡がありました。
認め事件であれば「初公判→次回結審」というケースも多々ある中、私の事件は否認事件ですので10回以上の審理が予定されています。保釈されていようが、否認し続けるということはとにかく大変なのです。それでも、保釈されていなければ今頃は拘置所。そう考えると、今の環境にはとても感謝しています。
とは言っても、やっていないものはやっていない訳ですから、この理不尽な状況には心から参っておりました。そんな日々の中、先日、私の友人から1通のメールが届きました。
こんにちは。
突然ですがとある難病の疑いで緊急入院となりました。
一緒に飲もう、一緒に何処かへ行こうは叶わなくなってしまいました。
ごめんなさい。
目が見えにくくなり筋力が極端に落ちてきて、今はメールも打ち難くなってきました。治るかもしれないし悪化して自発呼吸すら出来なくなるかもしれないと医師には言われております。
まだ死にたくはないので病名や治療方針が確定したら全力で治していきたいと思ってます。
朝から検査検査で血液12本、髄液15cc、CT、MRI、肺活量、心電図、レントゲンなどなど非常に疲れた一日でした。
涙が溢れました。
盗ったとか盗ってないとか、司法がどうのとか、自分の逆境なんて、本当にちっぽけなものなのかもしれません。だって私の場合、裁判で負けても命まで失うことはないのですから。でも彼は違います。
お互い相手こそ違いますが、戦うからには絶対に負けられない。いや、負けるなんて少したりとも思ってはいけないんです。
これで私も覚悟を決めました。
事件から3年目に突入し、歳のせいか記憶も少し曖昧になってきている気がします。
公判前整理手続の最後に弁護士先生の方でも新証拠の準備もして頂いております。その上で裁判官にどこまでわかってもらえるかわかりませんが、この事件には私自身が最後まで向き合っていこうと思っています。
色々考えた末、裁判の関係上、一旦今の会社は退職します。
ちょっと寂しいですが、これでいいと思っています。
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