今日の駄作が、明日の傑作になる。

　二週間ほど前から、僕は毎日noteに投稿している。

　書きたいことがないと感じても、「本当にそうか？」と自問自答しながら、とにかく書き続けている。

　以前の僕は、駄作を人に見られたくなくて毎日投稿することができなかった。でも今思えば、そもそも駄作って何だろう。それは単に、下らない僕のプライドだったんじゃないかと思う。

　塞翁が馬という言葉があるように、今は酷評されても、のちに評価されることだってあるだろう。人の評価なんて、そんなものだと考えるようになった。

　では、なぜ今、毎日書いて投稿できるようになったのか。 それは、理想の自分像を見つけたからだ。

　僕が目指す理想の姿は、伝えたいことを、伝えたい人に、毎日真剣に書いて届けている人間だ。今の僕はまだそこには至っていないけれど、すでにそうなったと仮定して行動することにした。

　理想の僕は、どんな言動をし、どんな生活を送り、どんな人間関係を築くのか。そういう自分だとしたら、今どうするべきか。

　この視点を持つことで、他人の目や評価に振り回されずに済む。これは他人を無視するという意味ではない。ただ、他人軸で生きるのではなく、自分の軸を持つということだ。

　こう考えるようになってから、駄作だろうが何だろうが、毎日書いて投稿できるようになった。

　実は、さっき「Delete」キーに手をかけた。「こんな駄作！」と感じて、全部消したくなったのだ。でも「Delete」キーを押さなかった。

　これが今の僕のすべてだから。
　もう自分の言葉を抹殺するようなことはしない。

　明日また、新しい僕が新しい言葉を紡ぐ。
　そうやって、成長していくんだ。