ナヴォリの栄光シーズンルーンテラオープン振り返り【優勝!】
第1回のルーンテラオープンで優勝することが出来ました。シーズントーナメントから通じて初めての優勝で、今日だけは余韻に浸りたいkeihです。
レジェンドオブルーンテラ(以下、LoR)のゲーム内大会は出れるときは参加し、レポートを書いているので、今回も例に漏れずトーナメント振り返りをしていきます。
終わってすぐに書いており、誤字脱字、わかりにくいところがあったらすみません。Worlds予選オープンもあるので早めにまとめてしまおう、という魂胆です。
そもそもルーンテラオープンって?
LoRを昔プレイしていた方はシーズントーナメントと言えばわかると思います。ただ、若干ルールが変更されていて、1日目は9勝or3敗するまで対戦し、成績上位者64名が2日目にトーナメントをします。
公式の想定では、9勝1敗までは確定、9勝2敗以下はウェイトリストという想定のようです。APACシャードでは完全に想定通りだったようですが、NAやEUの方は9勝1敗でもウェイトリストの方がいたらしいですね。
Day1はランクマッチと同様に自由に対戦できるのですが、自分は8時過ぎくらいから対戦し始め、休み休みで9戦して15時位までかかりました。Twitterでの報告を見る限り、皆さん5時間くらいはかかっていたようです。
21時までしか対戦できない形式だったので、今後参加される方はなるべく朝から対戦開始することをおすすめします。Day2進出が決まってからランクマッチ上位の成績をチェックしていたのですが、20時頃の段階でまだ7戦目のような方もいました。せっかく練習したのに時間切れは悲しいです。
環境整理
今環境は最強デッキがはっきりしており、ルーンテラオープンもそのまま行くと思ってたのですが、時間がたつに連れてメタがかなり変わりました。時系列で整理してみます。
ルースレスランブル~
ルーンテラオープンの9日程前から開催されたイベント、ルースレスランブルから今季のBO3が始まりました。
最初、ランクマッチで猛威を振るっていたフィズサミーラ(以下、フィズサミ)とセトカルマピルトーヴァー(以下、セトカルマPZ)が最強だろうと思っていた通り、BO3でもフィズサミとセトカルマPZに何かを添えた構成がかなり強かったです。
実際、Twitterのルースレスランブル5勝報告にはフィズサミ、セトカルマPZ+何かの構成が多くなってと記憶しています。そのため、フィズサミかセトカルマPZのどちらかを倒せる構成を組めれば良いのでは?と考えました。
自分はフィズサミを倒そうとしていたのですが、一緒に調整していたメンバーからは、フィズサミは無理だから、セトカルマPZを倒そう、という助言をいただき、セトカルマPZに勝てるフィズサミ、ヴェインエイトロックス、ディープの3デッキでルースレスランブルに何度か出ました。
これは正解で、この系統の持ち込みをしたルースレスランブルは5勝2回、4勝1回でした。一方で、ちょっとディープの信頼感がなかったこともあり、アナークカデマーシアを試したのですが、狙っていたセトカルマPZ以外にボコボコにされ、全く勝てないまま0-2しました。
デイリーランブルからDay1の予想
ルースレスランブルを経て、他のプレイヤーも同様に考えたのか、セトカルマPZを破壊するデッキがたくさん出てきました。そう、ノクサスレオナとデマーシア系のデッキです。
デイブレイクやデマーシアの筋肉で強固な盤面を作られると、セトカルマPZでは対応しきれないため、ここでセトカルマPZを倒す構成がほぼ完成します。例えば、フィズサミ、ノクサスレオナ、ヴェインエイトロックスなど。
さらに、理由はわからないのですが、ルブランアッシュも台頭してきました。昔から一定の人気を誇るデッキだったと思いますが、使用率・勝率ともに非常に高く、統計上は、最強と名高いフィズサミにも有利なようです。
この段階ではあまりにも強いと感じていた、フィズサミ、セトカルマPZに加えて、パワー高くね?と調整チームで話題になっていたエコージンクスを持とうと思っていましたが、セトカルマPZをもつのはきついかもしれない、、、という状況になってしまいました。
ルーンテラオープンDay1からDay2の予想
Day1を9勝1敗したので、9勝しているプレイヤーのデッキを眺めていたところ、フィズサミ、ノクサスレオナ、セトカルマPZに加えて、セラフィーンジャックやイラオイJ4等のデマーシア系が多いなと感じました。
デイリーランブル段階で強いかもと思っていたルブランアッシュは、結構負けている印象で、Day2ではあまり戦う想定はしなくて良さそうだと思いました。
というわけで、Day2は、フィズサミ、ノクサスレオナ、イラオイJ4やフィズサミ、セラフィーンジャック、セトカルマPZみたいな構成が多いんじゃないかなあ、という風に考えていました。
持ち込み(Day1, Day2ほぼ共通)
まずは持ち込んだデッキを紹介します。
フィズサミ(ビルジウォーター)
今季のランクマッチでも使用し、勝率80%くらいでマスターまで行きました。練度もあってほぼ不利マッチがないので持ち込み確定です。
構築のポイントは、有刺の鎖、シェリー、クラゲウオの代わりに1コストの追撃多めでインフェルナでリソース供給し、モンキーで勝つデッキにしたことですね。
抜いたカード達は、大幅な上ブレ要素であり、勝利条件にあまり絡まないと考えました。もちろん、フィズサミミラーではシェリーで大きくした方が勝ったりもしますが、フィズサミはバンするのでミラーは考慮していません。
また、たまたまですが、セラフィーンジャックやジェイマーのようなデッキに対しても盤面を捨てるプランを取れるモンキー型は噛み合いました。運が良かったですね。
エコージンクス(シュリーマ)
使用者がほとんどいませんでしたが、チーム内では最強では?となっていたデッキです。序盤先見しまくってエコーを引き、クロノブレイクを押し付けます。
上ブレ要素がたくさんありつつ、序盤に先見しまくれることで動きを安定させることができ、常時60~120点の動きができるのが特徴です。
Day1は砂丘の防人の枠をダーキンの瀉血鎌にしていましたが、あまり活躍しなかったので変更しました。
スタンダード環境では、ジリアンや破棄シナジーのカードが減ったことで弱体化されたように見えましたが、拡張された時計人形の追加で安定感が増しました。
3マナ構えることでクロノブレイクを警戒させ、相手のプレイを歪ませることができるのも良かったです。
ただし、ラダーではフィズサミに当たるのでおすすめしません。
セトカルマTA(レオナセトカルマ)
もともとセトカルマPZでピルトーヴァー&ゾオンの2デッキ+フィズサミの構成を考えていたのですが、ノクサスレオナの台頭でセトカルマPZが完全な負け組になったため、変更を余儀なくされました。
フィズサミ、エコージンクスの並びは、ノクサスレオナやセラフィーンジャック、イラオイJ4とかなり戦えるのですが、セトカルマTAはそこと非常にマッチしました。
デイブレイク要素で盤面を止めつつ、天翔ける幼星や気さくなバーメイドの回復で、セト、カルマのレベルアップまで耐えれば、ノクサスレオナやイラオイJ4の盤面を大きくスイングできます。
また、レオナの体力6には灼きつく光芒が、烈日の守護者、立ちはだかるアナグマの体力4には流れ星が突き刺さるのもポイントです。
ただし、ラダーではフィズサミ、セトカルマPZはに当たるのでおすすめしません。
構成の狙い
大前提として、フィズサミ、セトカルマPZが最強であり、これらと戦うと有利マッチでも負ける可能性があると考えていました。Day1はメタられたはずのセトカルマPZが意外と抜けてましたし。
自分はこれまでメタ上位のデッキを倒す構成を組もうとすることが多かったのですが、メタったように見えるデッキが普通に貫通されて負け続けてきたので、今回は強いデッキを使い、勝てるところをターゲットにしようと考えました。ただ、そもそもフィズサミが強すぎて諦めやすかったのもありますが、、
結果的に、ノクサスレオナや、ルブランアッシュの他に、イラオイJ4等のデマーシア系と戦わざるを得なくなりました。
なんでも貫通するフィズサミは確定です。クロノブレイクによる上ブレを高確率で起こせるエコージンクスも、デマーシア系にはかなり有利に立ち回れます。
レオナさえ出されなければノクサスレオナにもやれて、エコーを凍結さえされなければルブランアッシュにもやれます。つまりノクサスレオナとルブランアッシュにはせいぜい5分です。
そのため、セトカルマPZをもってノクサスレオナに狩られると困るわけです。セトカルマTAは、セトカルマを狩りに来たノクサスレオナに有利であり、事実セトカルマを狩りに来たはずの相手がことごとくセトカルマTAをバンしてきました。
お陰でフィズサミが実質フリーウィンになり、エコージンクスで1勝取れば良いという、めちゃくちゃ都合の良い状況になりました。
まとめると、エコージンクスでなんとか1勝しよう!という作戦です。
Day1はハイマージェイス(シャドウアイル)にも何度か当たり、サクサク倒せました。
結果
1戦ごとの細かい戦績もDay2は記載してもいいかなと思いましたが、ちょっと細かすぎるのと、上述の環境整理と持ち込みでほぼほぼ説明できたので、全体的な結果と考察のみにしてみます。
全体的な成績
予定通り、フィズサミは負けなし、セトカルマTAも結構バンを吸ってくれて、エコージンクスでなんとか1勝する展開になりました。
セトカルマTAは、ディープとグウェンクイン、シュリーマクインに勝利し、イラオイJ4に負けました。ディープに勝てたのは良かったですが、イラオイJ4にはなんとか勝ちたかったです。
エコージンクスは、ノクサスレオナに2回負けてしまいましたが、想定していたデマーシア系やディープに勝ってくれて良かったです。
良かったところ
今回、フィズサミに勝つことを最序盤に諦められたのは時間的に大きかったです。
セトカルマPZに勝とうとしていた時間もかなり有意義で、セトカルマの勝ち方、負け方を調べられ、セトカルマTAに乗り換えた後もすぐに回せるようになりました。
今回は、他のプレイヤーが使っていないけど強力なデッキ(エコージンクス、セトカルマTA)にたどり着けたことが大きいと思いますし、実際、構成単位ではかなり勝ち組の側だったと感じています。毎回こんな構成が組めるといいですね。
反省点
途中、特にTop16、準々決勝当たりで集中力が落ちて結構プレミしていた気がします。人間なのでプレミは避けられないですが、致命的なミスはしないようにしたいです。
過去にもプレミで負ける経験を何度もしているので、今回のミスは勝敗に影響しなくて良かったです。
終わりに
まさか優勝するとは、、、という気持ちが先行していますが、今季はかなり強い3面を組めたので勝ててよかったです。
ルーンテラポイントを12pt獲得できたことで、Worlds参加に近づいたのは確かですが、確定したわけではないので、ランクマッチや次回のWorlds予選オープン、ルーンテラオープンをより一層頑張りたいですね。
また、「チャンピオン」のタイトルを貰えるらしいので、追加されたら使ってみようと思いますが、公式ページにある「スペシャルイベントへの招待」が何なのか非常に気になっています。続報が楽しみです。
謝辞
最後に、一緒に調整してくれたここちいさんとm0t0k1ch1さん、ありがとうございました!今回持ち込んだ3デッキは一人では絶対にたどり着けなかったので、チームで調整することの重要性を再確認できました。次も頑張りたいですね。
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