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マインクラフトダンジョンズ
少し前から話題になっていた『マインクラフトダンジョンズ』がMOJANG改めMOJANG STUDIOSからリリースされている。PC、任天堂スイッチ、PS4、Xbox Oneなどマルチプラットフォームに渡って同時発売される気合の入れようだ。なお、パブリッシャーはXbox Game Studiosになる。僕は、Xbox Game Passでプレイしている。
ゲーム内容だが、簡単に言って『マインクラフト』のキャラクターを使用して『ディアブロ』をプレイしているような感覚だ。特に、マウスで操作した場合は、キャラクターの移動やアイテムをポイントして取得する点など、操作にも共通した部分が多い。
『ディアブロ』についても簡単に書いておくと、1997年に米Blizzard North社によって開発された、ハック&スラッシュの元祖のようなアクションRPGだ。3つのクラスから自分のキャラクターを選び、構造がランダムに変化するダンジョンを繰り返し訪れる。プレイヤーは次々と現れる敵をひたすら倒して、より強力な武器を手に入れるというゲーム性が中毒プレイヤーを生んだタイトルだ。特にオンラインでのマルチプレイが盛り上がり、当時ISDN回線でゲームをやっていた僕は、テレホーダイタイムを利用し、夜を徹して遊んでいた。
そんな『ディアブロ』を正当継承するような『マインクラフトダンジョンズ』が、実際にプレイしてみたら思ったよりずっと『ディアブロ』チックなので一人で喜んでいるというわけだ。
一方で、意外なほど『マインクラフト』要素は少ない。ボクセルで描かれたファンタジーワールドは『マインクラフト』そのものであり、登場するモンスターも、クリーパーやエンダーマンなど、『マインクラフト』プレイヤーには馴染み深いものばかりだが、『マインクラフト』の主要素であるクラフトなどは存在しない。ダンジョンで湧き出る敵をひたすら倒し、ランダムドロップするアイテムからより強いものを選択し、さらに強敵の待つダンジョンへ挑むことの繰り返しだ。
今のところ、まだクリアには至っていないが、複数あるダンジョンは難易度設定ができ、まだまだキャラクターを強化しても楽しめそうだ。とりあえずソロプレイで遊んでいるのみだが、いずれオンラインで協力プレイもしてみたい。『ディアブロ』は際限なく遊んでしまうようなところがあったのだが、『マインクラフトダンジョンズ』は、ひとつのダンジョンをクリアするのに30分程度の時間で済むので、1プレイのキリもよくて、この辺り最近のゲームらしい配慮も感じられる。何より、難易度の設定が『ディアブロ』よりマイルドで遊びやすい。武器をエンチャントして強化するゲームシステムもわかりやすく、育成の楽しみもあって親しみやすい印象だ。
さて、最初のプレイ感は良好な『マインクラフトダンジョンズ』だが、これがハクスラの新代名詞になるようなゲームであると嬉しいのだが。