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ソルクレスタというがっかり案件

 今度プラチナゲームズだかプラチナゲームスから発売されるらしい『ソルクレスタ』というシューティングゲームの動画がSNSで流れていた。YouTubeで何か宣伝番組を流したようだが、そこまで興味はないのでYouTubeの動画は見ていない。

 古いゲームファンにはそのタイトルから想像できるかもしれないが、『ソルクレスタ』は、ニチブツの『ムーンクレスタ』や『テラクレスタ』の流れを汲む新作シューティングらしい。

 ゲームのクォリティを上げるために昨年中の発売を延期していよいよ2月発売になるらしいのだが、この動画がまたどこをクォリティアップしたのかわからないような残念な映像に見えてしまった。

 ゲームは派手ならいいというものではないものの、80年代初頭の地味なゲーム画面を意識したのか、今さら感の大きいしょぼいショットと、ちょっと今どきあり得ないような微妙な動きで飛び回る敵キャラ。「え? ツクールシリーズで作ったゲーム?」とさえ思ってしまうような動画だった。

 『ソルクレスタ』は以前の広告で音楽を担当しているのは古代祐三ということを強烈にアピールしていた。個人的に古代祐三の書く曲は大好きで、昔からのファンということもあって、この『ソルクレスタ』が目に止まったのだが、ことニチブツシューティングに関してはやっぱりオリジナルの作曲者である吉田健志を差し置いて他の人が作曲するのは受け入れがたいというのもファンとしての本音だ。

 昨日もnoteの記事でレトロゲーム方向を向いてしまっている日本のゲームメーカーの姿勢に疑問を呈したわけだが、まさにそういうムーブメントの弊害が純粋培養された形となって顕れてしまったのが『ソルクレスタ』というゲームなのかもしれない。

 ゲームファンがそれぞれの好みで古いゲームを楽しむのも、ゲームを集めるのも自由だ。そんなことに文句を言うつもりは毛頭ない。これから新たなゲーム文化を作り出すメーカーの姿勢がどうかという話なのである。

 もちろんゲームをプレイする前に決めつけるのはよくない。実際にプレイしなければ本当のところは語れないだろう。だけど昔のニチブツのゲームがあまりに好きすぎて、一見した第一印象を率直に書いてしまった。楽しみにしているファンはご容赦いただきたい。あくまで個人の、そして素人の感想である。

 もともとプラチナゲームズ? プラチナゲームス?(このユーザーに難癖つけるためだけのややこしいメーカー名もなんとかならないのか)のゲームは相性がよくなくて、『ベヨネッタ』とか『ニーアオートマタ』とか途中でくだらなく思えて放置してしまった。もともとこのメーカーの高尚な感性と僕の凡庸な好みが合わないだけの話だろう。

 さてこの『ソルクレスタ』、発売前にゲームセンターでのテストプレイも予定しているらしい。そういうのも店を選んだ方がいいじゃないかなという気がする。印象ってものもあるしね。まあ、どうでもいいか。


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