1人の時間の大切さ

アメリカに来た当初,まだ自分が大学生の頃,1人になって色々と自分の将来や今すべき事を考える時間と言うものを大切にしてきた。何か面白いideaが浮かぶとひとまずノートに書きとめる。将来のビジネスからいつ自分が退職するかなど色々と考えてきたつもりだ。人の記憶は曖昧なので,一度書いておけばまた,そのアイディアにいつでも帰ってくる事ができる。当たり前だが,なかなか億劫でミスしがち。しかし自分のポテンシャルを最大限に引き出すためには必須だと思って今まで生きてきた。


自分の場合,医学のわからない事,疑問に思った事はひとまず書き留めて時間のある時に,出来る限りその日のうちに読んで理解するレベルまで持っていく。自分の立場で1番に避けなけないと,いけない状況というのは,”わかりません”と言う状況。患者の命を預かっている以上,特に外科という世界は言い訳のない世界だ。私の病院でも沢山のコンサルトが私の所にくる。簡単なものから,難しい症例,日によってさまざまだ。ただ,沢山の場合,その状況に対してリアクティブに対応されているが上に,ハッキリちゃんとした診断がなされていないという状況が多々見られる。足を地につけしっかり箱に捉われない考え方を常に心がけることが非常に大切になる。論理的に症例を深くまで考えると大抵の場合,何をしなければいけないのか,適切な治療方は見えてくる。


自分は外科医だが,内科また緊急治療室ICUのマネイジメントも依頼される時がある。都会にいた時は,その分野だけを専門の先生が受け持っていたので,このような状況になる事はあまりなかった。アメリカの田舎の医療はとにかく,なんでもこなさないといけない状況がたくさんあるというのが現状だ。

これは許されるはずはないことだが,医者の中には知ったかぶりをするロウレベルの者も中にはいる。残念だが自分がこの世界に身を置いて,医者のレベルという判断ができるようになったと思う。

話がそれてすいません。


1人になる時間の大切さということに戻ります。なぜこれについて書いているかと言うと,今現在決断に迷っている人がいれば,色々とノートに書き出してみれば自ずと道が見えてくると言う事がいいたいからです。

特に,留学しようか悩んでいる人に対してのメッセージになるが,留学を目標にしてはダメ。留学して将来何がしたいのか?どんな職業でもっと細かに何がしたいのか?留学しないと,それは出来ない事なのか?英語が話せるようになりたいだけではお勧めできない。英語を使って何をしたい?アメリカ?オーストラリア?ニュージーランド?イギリス?ヨーロッパ?しっかり考えてから行動すると英語なんかすぐに話せるようになるし,一層勉強する意欲がます。毎回勉強する前に,将来何何がしたいだから今この教科を学ぶと,自分の気持ちを高ぶらせて1日1日取り組む事で結果はついてくるもの。これは受験生にも通ずるもの。そんな真剣な人を私は全力で応援したい。

日本にいた時,コーヒー屋さんでボーッとする事が好きだった私だが,よく将来何がしたいか考えた。

アメリカの医学部に行き,外科医になった今も20年前に思い描いた夢,国際的な慈善活動組織を始めるという夢を今でも追っかけている。1人前の医者になった今やっとスタートラインに立っている気がしてきた。Noteや自分のYouTubeチャンネルを通して,サポートしてくれる方々を探し始めた。だからNoteも将来のために時間を割いて記事を書いています。

KEIGEN in the SOUTH 家族版

アメリカ外科生活 医学版

の2つを始めたのも自分の夢に向かってもっと知って欲しいという意味合いもある。時間があればチェックしてみてください。図々しくすいません。

気に入っていただけたら,サポートという意味も込めてチャンネル登録していただけるととても嬉しいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?