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部下の“本音”が上司に語られる日は来ない。(2024/6/3メルマガより)
こんにちは、OGSコンサルティングの深石です。
今日から6月の実働開始となる企業も多いと思いますが、皆さまの事業進捗はいかがでしょうか?弊社は、先月の5月末で上期が締まり、本日から下期の実稼働がスタートとなります。
下期は、新たなメンバーもジョインしますし、自走化トレーニングを始めとするOGSのプロダクトも大幅なアップデートを実施していきます。また、今月から事務所も移転し、働く環境も変わり、事業戦略も組織戦略も種々のアップデートを実行していくため、クライアント企業様に対する課題解決や価値提供の質×量を上期以上にかなり強化してまいりますので、今後とも、ぜひ我々OGSコンサルティングにご期待ください!
さてさて、ちょうど一ヶ月前のGW明けに、退職代行サービスの問合せ数が過去最高を記録したと各メディアで報道されていたのは記憶に新しいと思います。
この退職代行サービスに関しては、どの立場や視点で考えるかで賛否が色々と分かれてますが、本質はやはり上司⇔部下間や会社⇔メンバー間の信頼関係がすべてではないかなと、個人的には考えております。
昨今における組織マネジメントやチームビルディング、そして、働き方などの文脈で囁かれることが多い、
「従業員エンゲージメント」
「従業員エクスペリエンス」
「Well-being経営」
「PERMAモデル」
「ディーセント・ワーク」…
などといったキーワードがありますが、これらの本質的な要素も、抽象度を上げれば、結局のところ「信頼関係」に収束していきます。
では皆さんに質問ですが、
管轄メンバーの“本音”は、ちゃんと把握できていますか?
「うちは定期的に1on1もしてるから大丈夫。」
「かなり風通し良い組織風土だから問題ない。」
「かなり時間を費やして1人1人と向き合ってるから。」
「何かあればいつでも相談して良いよと言ってるし。」
「実際に、本音での相談も受けてるから大丈夫。」
もし、このように思っているリーダーがいたら要注意です。管轄メンバーが直上司や経営陣に言っていることは、本音“のように見える”建前であることがほとんど。
決して、
「自分にだけは本音を言ってくれている。」
なんていう錯覚だけには陥らないでください。これは、逆の立場で考えれば容易にイメージがつきます。そうです。一度、部下の立場で考えてみてください。
直上司や経営陣に対して何か伝えたいことがある時に、建前0%、本音100%で伝えることはできるでしょうか?ある企業が2024年1月に実施した調査では、8割以上本音で会話していると回答した従業員は全体のわずか9.6%という結果もあります。(全く本音で会話してないと回答した割合は40%超)
これは退職時(卒業時)においては尚の事。もう退職(卒業)することが決定している場合、当事者からすれば、なるべく揉め事を起こしたくないし、いかに円満に滞りなく、不要なさざ波が立たないように、物事を進めたいと思うのが常です。
となると、
本音では上司や経営陣、事業や組織etcに大きな要因があっても、それをわざわざ表面化して伝えることはありません。(その会社に対して強い愛情か憎悪がある場合は別ですが)
じゃあ、いったいどうすればいいんですか?
という声も聞こえてきそうですが、それは、非常にシンプルです。
「メンバーの本音は、100%把握できない。」
という前提をリーダーがしっかりと持つ、ということ。これが、メンバーの本音にリーチするための極めて重要なKSFとなります。
間違っても、メンバー側から本音を言ってもらおう、本音を伝えてもらおう、なんて思ったら大間違いです。
また、「とは言え自分は本音を把握できている」という認識や前提を持ってしまっていたら、それ自体がメンバーの本音をリーチすることを阻害します。
なので、繰り返しになりますが、
「メンバーは、自分に本音を言わない。」
という前提をいかに持てるかです。この前提をしっかりと持っているリーダーほど、メンバーの本音にアンテナを立てようとします。
今どんな想いで事に当たっているか想像しようと努力します。そして、より良い人間関係や信頼関係を構築するためには自分自身やメンバー、チームをどう改善すればいいかを、真剣に考え、そして、行動をし続けることができます。
そのリーダーの姿勢や行動(プロセス)が結果として、「well-being」や「エンゲージメント」を生み出し、本質的に強い組織を創っていくことに繋がる、と私は思います。
「リーダーが“自ら”、メンバーの本音にアンテナを立て、リーチしていく。」
「メンバーの本音は、相手に聞くのではなく、リーダー“自ら”が想像する。」
では、今週も熱量高く、一緒にやり抜きましょう!
深石