創業5年で販売実績2,500万食。ペットフードベンチャーの新たな挑戦。【前編】
経営者JPが運営する志高き経営者・経営幹部・次世代リーダーが集う会員制プラットフォーム「KEIEISHA TERRACE」。「イマ、ココ、注目社長!」では、各業界でご活躍中!いま注目の社長に、事業、経営、経営者とは、理想の幹部像などについてズバリお聞きしています。
2019年に国産・無添加のグレインフリーペットフード『レガリエ(現:犬猫生活キャットフード)』をリリースした、犬猫生活株式会社。同社は、殺処分ゼロを掲げる「一般財団法人 犬猫生活福祉財団」を設立し、利益の20%を寄付しています。
同社を率いる佐藤淳さんは、大学卒業後に起業して、その後にオイシックスで働き、それから2度目の起業で犬猫生活を立ち上げるというユニークなキャリアを持っています。前編ではその原点から起業にいたるまでの道のりを中心に伺いました。
(聞き手/川内 イオ)
フリーマーケットが好きな小学生
――佐藤さんは大学卒業後に起業して、その後にオイシックスで働き、それから2度目の起業で犬猫生活を立ち上げています。ユニークなキャリアの原点から教えてください。
佐藤 はい。僕は埼玉県の北部にある小川町で生まれ育ちました。家の前が沼で、その奥が山みたいなところで、沼で釣りしたり、山のなかに秘密基地をつくったりして、子どもの頃は野生児みたいな感じでしたね。中学生の頃はソフトテニス、高校時代はバドミントンに熱中していました。大学は、横浜国立大学の経営学部です。
――ビジネスを意識し始めたのは、大学からですか?
佐藤 そうですね。実は小学生の時からフリーマーケットがすごく好きだったんですよ。自分がいらなくなったものに値段をつけて、これだったら売れるかなとか考えるのがすごく楽しくて。中学生の時は、コンビニを運営するシミュレーションゲームをしていました。そういうビジネスについて学びたいと思って経営学部に入りました。
――小学生の頃から商売に興味があったんですね! 大学ではどんな活動を?
佐藤 大学2年生の時に、ビジネスコンテストを運営するインカレサークルに入りました。コンテストを開催するために、自分たちでも事業計画を考えたり、損益計算書(PL)の見方を学んだりしたことは、いまでも役立っています。この活動と同時並行で、実際のビジネスについても知りたかったので、雑貨とアパレルのECを運営している企業で、1年ほどインターンをしました。
――ECを手伝っていたのですか?
佐藤 いえ、そこの会社は、特に楽天市場に出店するのが得意だったので、楽天市場に出店したい企業のコンサルを始めたところでした。そのコンサルとして担当したのがオイシックス・ラ・大地株式会社で、楽天市場への出店をサポートしました。
――オイシックスとは学生時代に出会ったんですね。インターンを...
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