文化教養と深くつながって消費される嗜好品。そんな未来の日本酒市場を開拓し、牽引していく。【前編】
経営者JPが運営する志高き経営者・経営幹部・次世代リーダーが集う会員制プラットフォーム「KEIEISHA TERRACE」。「Future Update」では、取材から年月が経ち、急成長を遂げた企業、上場を果たしたスタートアップなどに前回取材から今日までの歩みを改めてお伺いします。
これまで『KEIEISHA TERRACE』にご登場いただいた経営者に、さらなる成長を遂げた“その後”、そして“これから”を伺う『FutureUpdate』。今回のゲストは、ゴールド、トロフィー、チャンピオンなど、海外の日本酒品評会で数多くの賞を受賞し続けている日本酒ブランド『SAKE HUNDRED』を運営する、株式会社Clearで代表取締役・CEOを務める生駒龍史さんです。
KEIEISHA TERRACE『イマ、ココ、注目社長!』にご登場いただいたのが2019年6月。その約1年後におこなったリブランディングが功を奏し、売上げを見ただけでも2億、5億、10億…という快進撃を続けています。
世界中の愛好家が、グローバル市場に飛び出すことを心待ちにしているという日本酒の世界。Clear社のアップデートの軌跡を辿りながら、その魅力とさらなる可能性について語っていただきました。
(聞き手/井上 和幸)
【Clear 前回掲載からここまでの歩み】
【累計購入回数、累計購入金額】
海外受賞歴を順調に更新も、ビジョン達成への悩みを抱く日々
井上 前回取材させていただいたのは、ちょうどIWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)でゴールドメダルを獲得された直後でした。そこから今日まで、Clearさんが運営される『SAKE HUNDRED』ブランドはますますラグジュアリー感を増していますね。
生駒 ありがとうございます。スタートアップにとって4年という歳月は、何十年も前のような感覚すら覚えるものですが、2019年にIWCで受賞した瞬間はいまでも覚えています。
その後、SAKE HUNDREDの商品はすべてが毎年なんらかの賞、それも最高賞を獲得できているので、“いいお酒をつくる”ことにコツコツと軸におき続けてきて良かったなと振り返って思います。
井上 全商品、海外で賞を受賞しているのですか!?
生駒 出品した中で、過去に一度も賞を取っていない商品はないですね。
今年もフランスの“Kura Master”というコンクールで金賞やプラチナ賞を取っていますし、今年のIWCでもリージョナルトロフィーという金賞の上の賞をいただいています。また、香港の“オリエンタルサケアワード”のチャンピオン賞も。それはフラッグシップ商品の『百光』に限らずです。
井上 いや、すごいですね。日本酒業界ってもちろんいい意味での伝統もある一方で、だからこその閉ざされた面もありますから、立ち上げ当初は相当なご苦労もあったと前回は伺いました。それが、この4年間でブランド認知の面でも売上げの面でも本当に大きく成長...
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