高強度インターバルトレーニングの実践 【現場で使える基準フォーマット】
前回はRepeated sprint training:RSTに関して書きました。
RSTは大きく分ければ高強度インターバルトレーニング:HIITの一種です。
HIITは短時間でより高いトレーニング効果が期待でき、サッカー選手をはじめ持久系能力を求められるアスリートにとって非常に重要なトレーニング方法です、
今回はHIITの特徴とHIITを行う際に基準となるフォーマットを紹介します。
ぜひ現場で活用いただければと思っています!
■高強度インターバルトレーニング(High intensity training: HIIT)
高強度インターバルトレーニング(以下:HIIT)は、休息を挟みながら高強度運動を繰り返す持久力トレーニング方法です。
高強度運動で実施することでATP-CP系や解糖系の活動(無酸素性エネルギー代謝)を高めることができます。また実際のスポーツに近い強度でのトレーニングを積むことでその強度に筋活動を適応させることもできます。
通常、高強度運動を長い時間連続して実施することは不可能ですが、HIITでは休息を挟むことで高強度運動の総量を増やすことができます。
また休息中には有酸素性のエネルギー代謝(酸化系)が活発に働きエネルギーを産生します。
さらに反復する中で高強度運動中にも酸化系のエネルギー代謝の比率が高まるため、無酸素性のエネルギー代謝のトレーニングと有酸素性のトレーニング代謝を同時に実施できることもHIITのメリットの一つです。
■高強度インターバルトレーニングの設定とそのフォーマット
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