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『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』に救いを求めた大学時代

引きこもってゲームばっかりしてました。大学時代

もう黒歴史ですね。なんであんな引きこもってたんだろう
生活習慣最悪、寝れないし、食べられないし、身支度めんどくさいのに化粧しないと外に出られないし、風呂も入れない(気力がない)シャンプーもめんどくさい、ドライヤーはもっとめんどくさい。

洗うときに腕を上げることが本当にしんどかったんですよね。
今まで話したうつ病経験者の方には共感の嵐でした。

「わかる〜時々今もそうなる〜」と共感された方は、メンタルやばめです。
今すぐ休養をとってください。

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ゲームやる元気はあったんだ〜って思うかもしれないんですが
あの頃、私にとっては唯一生産的な時間だったんです。

1番やっていたのは『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』です。
(以下BotWと略します。)

※ゲームレビューや紹介ではないので説明は省きます。

BotWの最大の特徴はオープンワールドかと思うのですが、めちゃめちゃ広大ですよね
お気に入りの場所や、綺麗な景色があって純粋に「この美しい世界が好きだ〜」と思える

中でも私のお気に入りは、カッシーワというキャラクターです。

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カッシーワは世界各地を旅しているリト族の吟遊詩人で
旅の傍ら、各地に伝わる古の勇者にまつわる歌や詩の研究をしており、それを現代の勇者に伝えるという役割を持っています。

いろんな地方の冒険の途中でどこからともなくアコーディオン(?)の音色が聞こえてきて、その音を辿るとカッシーワがいるんです。

大体綺麗な景色のとこにいたりするんで、Aボタンで話しかけずに、ただそばに立ってカッシーワを見上げたり、目の前の景色を一緒に見たりする感じ

ここまでなら多分、共感してくださる方いらっしゃるんじゃないかと思います。

私の場合、なんかわからないんですけど、楽しくゲームしている中であの瞬間が愛しすぎて涙が出たことがあります。

とある条件を満たすと、カッシーワは妻と5人の娘が待っている故郷の村に帰るんですが、その後地方で元いた場所に行っても当然いないんです。

その場所に呆然としばらく立って(リンクが)寂しすぎて(私が)めちゃくちゃ泣いた記憶があります。今思い出すとやばい精神状態ですね。

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どういう感情だったんでしょうね。
カッシーワはゲームの中でも信じられる「絶対」だったからでしょうか。

必ずそこにいるから、迷うことなく目指せる、みたいな

現実世界ってそういうことあんまりないじゃないですか。

そもそも、そういうことができるのは「自分に対する絶対の自信」があってこそだと思います。

当時の私は、集中もできない、勉強もできない、地下鉄が怖くて乗れない、日中1人で外に出ようとすると吐き気が襲ってくるので、出歩くことも怖い
自分の何に対しても自信が持てないから、何もできない、果ては死にたいと思っていて、
下に落ちても迷惑がかからなさそうな高いところを探していました。

バイトにはなんとか出てました。お金が必要なのと無理やり外に出て体力をつけるためにガソリンスタンドで、色々楽しかったです。車好きだったし。

でもだからと言って、私に溜まった負債はそんなことで打ち消されるほど単純でもなかったです。

カッシーワには、揺るぎない親の愛に近いものを求めてたんじゃないかと、当時を振り返って思います。

だから、地方の元いた場所からいなくなった時悲しくて泣いたんじゃないかなと思ったわけです。

安心できる家庭像みたいですよね。そこに行けば家族に会えるみたいな

いつも物腰柔らかで、丁寧な言葉遣いで、自分に自信があるかとか関係なくそばにいられて、話しかけたら音楽を奏でる手を止めて答えてくれて、隣にいても怒られなくて自分のペースでいていいし、いてくれる

ゲームなんだからめちゃくちゃ当たり前なんですけど、たったそれだけのことが救いだったんです。

心の拠り所にしていました。

今はゲームを起動する機会こそ減っているんですが、起動したら必ず一度はリトの村に訪れます。
カッシーワは昼間は5人の子供たちのお歌の練習に付き合っているので、夜まで待って話しかけると、彼の師匠の話と、あのテーマを聞くことができます。

人生で1番好きなゲームは言わずもがな『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』です。

以上、ゲーム大好きけいちゃんでした。

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<追記>

いつも物腰柔らかで、丁寧な言葉遣いで、自分に自信があるかとか関係なくそばにいられて、話しかけたら音楽を奏でる手を止めて答えてくれて、隣にいても怒られなくて自分のペースでいていいし、いてくれる

 ↑ 読み直した後「自分の母親がこんな人だったらよかったのに」と思いました。

ままなりませんね。笑

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