6月26日|井口淳子さん・青木真兵さんトークイベント 土着を取り戻す — 「都市と農村/中国と日本」を行ったり来たりする
今、組織や社会に対して小さな声でノーと言う人、言いたいけれども声に出せないと悩める人が増えています。
この「生きづらさ」はどこから出てくるのか、どうすればそこから解放されるのかについて思索と実践を続けるのが青木真兵さんです。東吉野の私設図書館、ルチャ・リブロを拠点とした実践にもとづく『手づくりのアジール — 「土着の知」が生まれるところ』他の著書が若い読者を中心に共感を呼んでいます。
一方、中国の都市と農村で長くフィールドワークを続けてきた『送別の餃子 — 中国・都市と農村肖像画』の著者、井口淳子さんは、今、この時代と社会との向き合い方のヒントを中国農村での濃密な体験から得てきたと考えています。中国では「上に政策あれば下に対策あり」、官に頼らず民の力とネットワークでしたたかに柔軟に助け合う底力があります。「不自由な国の自由な中国人」に対して「自由な国の不自由な日本人」が見えると言います。
働くこと/稼ぐこと、ヨーロッパ/中国/日本、山村と農村/都市etc、異色の顔合わせによる対談をご期待ください。
日時:2022年6月26日(日) 14:00-15:30
場所:恵文社一乗寺店 イベントスペース コテージ
料金:1000円
定員:20名(配信定員:無制限)
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※こちらのイベントはオンラインでの配信も行います。
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(オンライン配信の受付は6/25の23:59に締め切らせていただきます)
※当店よりの「受付完了」ご返信メールをもってご予約受付完了とさせていただきます。定員に達した後にご予約希望をいただいた場合、ご参加いただけない可能性がございます(その際は、その旨を当店よりご連絡差し上げます)。予めご了承ください。
登壇者プロフィール
【井口淳子 いぐち じゅんこ】
専門は音楽学、民族音楽学。文学博士。大阪音楽大学教授
主な著書に『送別の餃子―中国・都市と農村肖像画』(京都:灯光舎、2021)、『亡命者たちの上海楽壇―租界の音楽とバレエ』(東京:音楽之友社、2019)、『中国北方農村の口承文化―語り物の書・テキスト・パフォーマンス』(東京:風響社、1995)、『黄土高原の村―音・空間・社会』(深尾葉子、栗原伸治との共著)(東京:古今書院、2000)など。
【青木真兵 あおき しんぺい】
1983年生まれ、埼玉県浦和市に育つ。
「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」キュレーター。古代地中海史(フェニキア・カルタゴ)研究者。博士(文学)。2014年より実験的ネットラジオ「オムライスラヂオ」の配信をライフワークにしている。2016年より奈良県東吉野村在住。現在は障害者の就労支援を行いながら、大学等で講師を務めている。著書に『手づくりのアジールー土着の知が生まれるところ』(晶文社)や妻・青木海青子との共著『彼岸の図書館──ぼくたちの「移住」のかたち』(夕書房)、『山學ノオト』『山學ノオト2』(共にエイチアンドエスカンパニー)などがある。