スタッフコラム|作家紹介:konpeki
恵文社一乗寺店はたくさんの人との出会いと繋がりによって、40年以上にわたり今日まで元気に営業しております。出版社やメーカー、問屋さん。デザイナーや職人、写真家といったアーティストの皆様。そしてキッチン付きのイベントスペースが誕生してからは、料理家や音楽家、パフォーマーの皆様にまで交友が広がりました。多様な才能ある人達の力を借りて、当店は様々な魅力的な商品やサービスをご紹介させていただき、一緒に成長してまいりました。
そんな恵文社と深いつながりのある方々を少しずつご紹介してまいります。
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今回はジュエリーブランドkonpeki(コンペキ)、デザイナー・製作者の橋本紗矢香さん。
konpekiのジュエリーは彫りや模様の入った小さなパーツをひとつひとつ組み立てるようにデザインされ、工業部品や古代文字にも見える不思議な造形が魅力です。内側から発光しているかのような淡い曇りガラスの耳飾りや、草木染ファブリックを取り入れたブローチ、シンプルながら微細な彫りが施されたリング...等々、ひとつひとつを作品と称したくなる美しい品々は当店でもすっかり定番となりました。
橋本さんと筆者との出会いは、2019年に何気なくお邪魔した作品展が始まりでした。作品を手に取ってすぐに「好き!」とときめきを感じ、お声かけをさせていただきました。実際にお会いしてお話をさせていただくうちに、恵文社と意外なつながりがあったことも分かり、店頭での展開を経て、2020年に当店での初個展を開催いただくことに。
konpekiのジュエリーは一見、なんだか不思議なデザインに思えるかもしれませんが、それはサイズ感やバランスといったデザイン性の高さと、工芸的な作りこみとのギャップの妙によるものではないかと思います。全体的な形状はシャープで記号的=シュッとしてる、なのに手に取ってじっくりと観察してみると、随所に彫りや打ち等のテクスチャーが加えられており、人の手によって時間をかけて仕上げられた1点ものだと分かります。大胆なデザインと思いきや、実際に身に着けてみると意外にもしっくりとファッションに馴染みます。
さて、ここで筆者の華麗なる(?)konpekiコレクションをご紹介いたします。※いずれも完売済みの1点ものの品ですので、再入荷はございません。ご了承くださいませ。
仕事中は大きな荷物を運んだりすることも多いので、スタッフはみな動きやすい服装(それと脱ぎ履きしやすい靴)を選んでいます。Tシャツxジーンズ、黒いスウェットワンピースといったシンプルな装いにプラスするだけで、急にこなれ感がでる耳飾りやブローチがお気に入りです。ガラスパーツは切り出しから加工までご自身で手掛けられているそう。パールは小さいながらも本格派のアコヤパール(本真珠)です。
こちらのシンプルなシリーズは、ストレスなく毎日付けて楽しんでいます。身に着けることで生き生きと立ち上がる、計算されたデザインです。
2022年も、秋に生活館ミニギャラリーにてkonpeki展を開催予定です。あなたに寄り添うジュエリーを見つけに、ぜひお越しくださいませ。オンラインショップではこちらのコーナーにてご紹介しております。
掲載中の、深海生物のような、彗星のような...不思議なピアス。着用してみるとこんな感じです。いずれも一点限りの作品となりますので、どうぞお早めに。(P)
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