マラソンとまちづくり|3年ぶり開催の都農尾鈴マラソン大会での感動と気づき
マラソンブームになる前、宮崎県内ロードレースの草分けとして、55回目となった都農尾鈴マラソン大会が3年ぶりに開催!
移住して3年目、初めての尾鈴マラソン参加!
個人的には4年ぶりのハーフ。50代半ばを超え不安でしたがヨレヨレ完走!
自分が住んでいるまちでのマラソン大会は初めて。
とにかく楽しかったし感動満喫!
同時にもっと、まちづくりにつなげていくことができるんじゃないかな、との気付きも。
マラソン直後の筋肉痛で歩くのもままならない中、手は元気なので忘れないうちに書いておきます。
1.自分のまちを走る喜び
なんといっても新鮮なのは、自分の家の目の前を通ること!
3km地点と18km地点で往復。
会場の都農神社まで歩こうと思えば歩ける距離。
朝からゆったり、リラックスしてスタートを迎えられるのがよいところ。
昨日の夜まで打合せしてた町長・副町長や役場の方々が受付から会場整理までしている、そんな身内感も楽しい感じ。
一番感動したのは、スタート直後の商店街沿道の応援。
よく知る顔ばかり。
これはマラソン大会初の経験。
いつも沿道の方々の応援に励まされ完走してきましたが、知っている人からの応援は何倍ものパワー!ありがたかったです。
特に日高百貨堂のみなさん、行きも帰りも心のこもった応援、感動しました。お店のことでも商店街のことでも応援倍返しさせてください!
19kmぐらいで、ぼくらのオフィス、YARD1927の大家さんからの応援で奮い立たせてもらいました。完走できたのはたか子さんのおかげです!
2.何千人ものランナーが集まるまち
今年は時節柄の規模縮小開催、それでも1,500人のランナーが都農町に集まってます。正常時は3,000人を超えてたとか。
人口1万人のまちに、これだけのランナーが集まるってすごいこと。
ふだんは閑散としているシャッター商店街に、走る余地もないぐらい人でごった返すシーンを見て、胸にグッとくるものを感じながら走りました。
55回の歴史と、日本陸連公認コースということも人気の秘訣。
実際に走ってみて、本当に平坦で、右に尾鈴山、左に日向灘を見ながら走れる抜群の環境。
一緒に走った人が2人、自己ベスト記録だったのもコースの良さもあってのことなんでしょう。
3.マラソンツアーの企画
まちづくり的に見れば、これだけのたくさんのランナーを1日で帰してしまうのももったいないなと。
ぼくらが、ホステルを経営しておきながら、事前告知とか一切してなかったなと反省。
にもかかわらず、HOSTEL ALAに、県外から複数のマラソンゲストが宿泊いただきました。
駅前の旅館は満室だったそうで。
こんなことも来年はゲストを交えてやりたいなと。
もうひとつ、これは町の方でもこれまでいろいろ取り組まれてるとは思うんですが、農の都、都農町らしいテーマをもたせるといいかなと。
4年前に参加した東北風土マラソンは、フランスのメドックマラソン(給水所でワインも出て飲むのも楽しめるマラソンw)をモデルに、休憩所で東北の自慢の食を、食べ走りできる面白いマラソンです。
ぼくもハーフを走った時にはお腹いっぱいになってましたw
お仕事でもお世話になった竹川隆司さんが、被災地復興のために立ち上げたストーリーは、いまでもすごいなぁとリスペクトです。
4.町内ランナーを増やそう!
参加してみて気づいたのは、宮崎市を中心に都農町外の参加がほとんど。
こんな素敵なマラソン大会を主催していながら、意外に町民で走る人は少ないんだなというのが率直な印象。
サッカーや野球をはじめ、スポーツ好きが多い都農町なので、せっかくのマラソン大会開催地という地の利を生かして、ランナーを増やす施策も考えていきたいですね!
5.まちづくりにつながるマラソン
これまで自分が参加したマラソン大会は、思い出す限り、大会会場としての記憶しかなく、「どんな町だったかな?」という記憶がありません。
帰り際に副町長から、東京から来てくれた山崎さんをはじめ、このマラソンをきっかけに都農町ファンを増やしたいという言葉もいただきました。
まちづくり、特に関係人口づくりという観点で、このマラソン大会をどう活用していけるのか?まだ時間はあるので、たくさんアイデアを出していきたいと思います。
東京のみなさま、ぜひとも来年は都農尾鈴マラソンにご参加ください!!
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