転職して初めての長期休暇について
大学職員は夏休みが長い。それは各大学や配属される部署によっても違うだろう。しかし、大学職員1年目のわたしにとってはかなり長い夏休みをいただくことができた。日数にして、10日間。長いなんて幸せなんだ。
公務員時代は3日間の夏季休暇が付与されそれを自由に取るスタイル。自由にとれるという意味ではよかった点もあるが、やはり日数では大学職員には勝てない。なぜ大学職員が夏休みが長いのかといえば、学生もお休みだから。※ただ、学生募集の部署は夏休みが忙しい。なぜなら高校生が夏休みでオープンキャンパスに来るからである。
そんなワクワクすることもあまりない30代だったが、久しぶりのワクワク。
どんな休暇を過ごしたか以下、簡単にリスト化してみた。
【大学職員1年目の夏季休暇】
10日 ?
11日 37.3
12日 38.4
13日 38.2
14日 39.4 (医者)コロナではない。
15日 38.2
16日 38.2
17日 36.6
18日 37.1
19日 36.5
20日 復職
お分かりいただけただろうか。日付のとなりの数字はわたしの体温である。
この気持ちをなんというのだろう。とても悲しい長期休暇であった。ワクワクしていたのは初日だけ。あとはドキドキ、ハァハァなお休みを過ごすこととなった。
これ14日に高熱が出て、発熱外来に行き、検査を受ける。コロナ陰性だったときには、インフルエンザを疑った。しかし一向に熱は下がらない。1度さがったと思えばまた熱が上がる日々を過ごした。それどころか変な咳がでるようになって苦しい。
結局の原因は何だったかというと、マイコプラズマ肺炎であった。熱が下がらずおかしいと思い、血液検査をしていただき正解であった。家族に報告すると心配の一言はなく、むしろ、「厄介な病気を持ち込んでくれたな」と叱られ、精神的にも追い詰められることに。心細さを感じながら、誰も頼れない孤独感が病気の辛さをさらに増幅させたことは心の奥にしまっておく。
病気になった時には、心配してくれたりといった甘えを持っていたことに深く反省をしたわたしであるが、この対応は予想外であった。家族の反応にショックを受け、自分がどれだけ迷惑をかけてしまったのかと、責任を感じずにはいられず。とはいえ、自分の体調を回復させることが最優先であり、他人の期待や不満に応える余裕はない。
病気にかかる前には、長期休暇を楽しみにしていたが、その期待が裏切られただけでなく、家にいることすら肩身が狭い状態に。病気のために自分の部屋に閉じこもるしかなく、病気が治るまでの間、孤立感を強く感じた。
この経験を通して、健康だけでなく、人の冷徹さも痛感し、病気の間、自分を支えてくれる存在がいないという事実に直面すると、精神的にも大きなダメージを受けることを学んだ。自分ひとりで回復を目指すことの辛さを身をもって感じた。
この出来事を通して、健康が崩れるときの孤独感や、人間関係の脆さを痛感し、今後はどのようにして心身ともに健やかに過ごしていくべきかを改めて考えさせられる結果となった。
この経験は辛いものだった、しかし今後の生き方において何を大切にすべきか、何を優先すべきかを見直すきっかけとなった。健康であることの重要性だけでなく、周囲との関係をどう築いていくか、そして自分自身をどう守っていくかを考える機会を得られた。
とにかく健康第一。無理をしないこと。これが大学職員1年目の夏休みに学んだことである。
冬休みは絶対健康で楽しんでやるんだ!!
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