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怒りの裏側にあるもの

本日は日曜日の13時からのオンラインでの瞑想の後、気づきや学びのシェアをしました。
その中で「最近、怒りを爆発させる人が多いのでは?」「キレるお年寄りが多い。」という話がでました。

お店で店員に怒りを爆発させる人、理不尽に怒り出す人などは私も増えてきている気がしています。

スピリチュアルレッスンの中では何度も感情のコントロールの大切さを書いていますが、感情をコントロールする事と感情に蓋をして抑圧することは全く違うものです。

感情のコントロールが出来ないのには荒ぶる感情の原因に気づいていない、その原因を解決していないことが根底としてあります。

怒りも悲しみも必ず原因があるはずです。

例えば、お店で店員に理不尽な怒りを爆発させる人はお店の人の態度やミスに対してそこまで怒りを感じていたのでしょうか?
怒りを大きく爆発させた起爆剤をその人は元々抱えており、そこに引火した為に大爆発を起こしたのです。

キレるお年寄りの中には家族に大切にされたいのにされてないという強い思いがあるかもしれません。

店員のミスに怒りをぶつける人は会社や学校で辛い目にあっているのかもしれません。

本当は皆、自分を大切にしてもらいたいし、自分が必要とされていると確認したい、安心したいのですが、上手くいってないのです。

その苦しい思いや悲しみが怒りに変わり、絶対に自分を叱らない相手(店の店員、家庭の中では母親など)に対して怒りをぶつけているのです。

怒りをぶつけたい相手には本音をぶつけることができないからこそ、気兼ねなく怒りをぶちまけられる相手に八つ当たりしているのです。

怒りを爆発させても心は癒えてませんからいつまで経っても火種が燻り、ちょっとした事で爆発しやすくなります。

キレる人々は自分が弱いことを知っています。
そして、弱い自分が不当な扱いを受けていると思っています。
頭の中では「弱い者イジメをするな!」と叫ぶのですが、直接相手には言えません。
そして、気がつくと同じことをしているのです。

絶対に自分を怒れない相手に対してキレて言葉の暴力を投げつける。
これも弱い者イジメと同じですよね。

怒りの裏側には大抵深い悲しみや欠乏感が存在しています。

それを自分で認め、どうケリをつけるのか?がその人にとっての学びになります。
相手と距離をとる、言い返す、相手と話し合うなどどんな手段でこの感情を解決するのか自分で考えて行動を起こさなければなりません。

感情をコントロールするには原因を見つけて解決するところから始めなければならないのです。

しかし、怒りや悲しみがよくないからと無理やり感情に蓋をしてしまうと力で押し付けているだけなので原因も解決せず、強い力で圧迫され続けた感情はいつか爆発します。

キレる人は「私の怒りは正当である!」と怒りながら主張していますが、それを伝えるべき相手には伝えられないのです。

怒っている人は自分の都合で怒っているだけなので必要以上になだめようと心を砕いたりせず、距離をとってあなたの心は平和に保ってください。

もしあなたが理不尽な怒りをぶつけられたら冷静になって「その怒りはあなたのもの。私には必要ない。」と心の中で唱えてください。

もしあなたの中に爆発しそうな怒りがあるのならば勇気を持って相手に伝えてみてください。
本音で生きられないと私たちは心を病み、体を病んでしまいます。

大切な自分の心を平和に保つには勇気を持って行動することも必要です。

怒りの裏側にあるものを来世まで持ち越さないように丁寧にケアしていきましょう。

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