汗と油にまみれた整備士が小説家になったワケ
前回のはじめまして投稿でも少しだけ触れた
小説を読まない私が、なぜか小説を書いていて、早ければ年内に出版するかも
という話です。
毎日汗と油にまみれる整備士
実は、私の職業は自動車の整備士です。
毎日、この記録的な猛暑の中
エアコンもないサウナのような工場で
あっついエンジンやら、80㎏もある大きなタイヤを持ち上げて
汗と油にまみれて仕事をしています。
そんな私は、メンタルケアスペシャリストという
「お話を聴く専門家」の資格を持っているのですが、
あ、このお話も次回詳しくしますね。
その資格を取ってからSNSでお悩み相談活動をしていました。
自動車の整備をする人が
人の心も整備する、という感じでしょうか笑
お悩み相談はかなりプライベートなことが多く、
他人にはもちろん話せません。
しかし、その相談の対話の中から
お相手がふと気付く瞬間があります。
いわゆる「府に落ちた」というやつです。
#心が軽くなる言葉
人は頭ではなく、言葉や書くことでアウトプットすると、
ふと何かに気付くことがあります。
あぁ、そうだったのか。
自分はこんなことを考えていたのか。
あれ、こっちもできそうだぞ。
そして、気分が楽になります。
これをカタルシスを得ると言ったりします。
アウトプットすることでカタルシスを得る。
だからこそ、話すこと、書くことは大切なのです。
少し話が脱線しましたが、
そのカタルシスを得た瞬間の出来事を
その場に留めておくのは勿体ない。
同じような悩みを持つ人がこれを知ったら
どう感じるのだろう。
そう思って、SNSに#心が軽くなる言葉
という1000文字くらいまでにまとめた「カタルシスを得る」言葉の投稿を始めたのです。
まさかのコンテスト
その投稿を続けて半年くらいがたった頃
まだフォロワーも、閲覧数も全く伸びない時に(あ、今もですが笑)
ある出版会社の社長さんからDMが届きました。
「あなたの投稿から感じる滾る思い、可能性、世界観が素晴らしいと感じました。是非とも私どもが開催するコンテストに参加してほしいのです」
初めは何かの詐欺メールかと思いました笑
でも、色々やり取りしたり、調べたり。
友人の後押しもあり参加することにしました。
第一回文学レボリューションで…
そのコンテストは第一回文学レボリューションというコンテスト。
まだ見ぬ才能ある作家を発掘するというコンテスト。
作風やテクニックではなく、どれだけ滾る思いがあるか。
そこが審査ポイントでした。
第一次審査は読書感想文。
課題図書が与えられ、期日までに感想文を提出します。
約300人中の12人が二次審査に進みます。
私の課題図書一冊目、短歌。
え?短歌の感想文???
戸惑いましたが何とか書いて
そのあとは、
死生観について、
稲の病気に関する論文など、
自分では全く読まないジャンル。
その一次審査、なんと通過します。
そして二次審査。
初めての小説。
書いたこともなければ、小説にはあまり触れて来なかった人生。
それでも、持ち前の?ポジティブ思考で
なんとかなるさと、自分の精一杯を出しきり
締め切り一週間前に無事提出。
そして二次審査は面談もあります。
どれだけ、この作品に対して、
自分の人生に対して滾る思いを持っているかを問われます。
YouTubeにアーカイブが残っているのですが、
今見てもまぁ、バッチバチにやりあってます笑
静かにぶつかり合ってる感覚。
あれは今でも思い出します。
そして出版へ
二次審査結果発表はYouTubeで行われました。
大賞1名
優秀賞2名
この上位3名には出版の権利が与えられます。
そして選ばれたのは…優秀賞🏆️
小説を読まない、書いたことの無い
いわば素人の私が
手練れの経験者たちを差し置いて
なんと出版することに。
なんとも爽快な気分でした。
そこから私の小説家の道が始まるのです。
これからのこと
今は出版に向けての作品作りの真っ最中。
年内…どうかな。
まあ、なんとかなるでしょ笑
そして、つい先月に始まった
第二回文学レボリューションのアンバサダーとして
参加者の背中を押す役目を頂いています。
数日前、一次審査の結果が出て
盛り上がりを見せている文学レボリューション。
第三回目に参加するのは
あなたかも知れませんよ。
おしまい。
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