混沌とする想い出の地
今回はアボカドのお話ではありません。
まあ、アボカドが無関係でも無いですが。
こんな投稿テーマを見つけたのでちょこっと書いてみようかと…
私が好きな街。それは、初めての海外旅行で行ったメキシコのリゾート地・カンクンです。
アボカドもそうなんですが、メキシコの文化や料理、歴史に凄く興味を持っていたので、思い切って行ってみました。
まだコロナ禍前だった当時、あの街は英語圏ですら無いのですが、とても日本人に優しい街でした。
ホテルに行けば日本人コンシェルジュがサポートしてくれ、街の人も日本人だと判れば「アリガトー!トモダチ!サッポロビール!ホンダ!(当時パチューカに所属していた本田圭佑)」「貧乏プライス!(安いという意味)」と思い付く限りの日本語で話しかけてくれ、タコス屋ではわさび味のサルサを頼んでも無いのに出してくれました。
ただ、私が好きなのは「当時の」カンクン。
あれからコロナ禍になり、観光で潤っていた街では大量の失業者が出たと聞きます。
ハワイよりも安全とされ、政府が本気で治安維持していたハズのホテルゾーンでも銃撃が発生する等治安が悪化。
とうとう外務省の海外安全情報ではカンクンは危険レベル1に引き上げられてしまいました。
麻薬カルテル撲滅を政府が断念した事により、彼らが益々メキシコ全土で幅を利かせるようになり、残忍な事件も増える一方です。
ちなみに現地のアボカド農家も資金源として麻薬カルテルに目を付けられています。
新しい政権は治安回復を最重要課題に挙げているようですが、仮に治安が回復したとしても、日本の国力が低下し日本人観光客が減れば、現地の方も日本人を以前の様にはもてなしてくれないでしょう。
またメキシコに行けるかはわかりませんが、あの時の想い出はいつまでも綺麗な記憶として心に留めておきたいです。