KeiMIT

気分次第のバカボンド 現実と架空の世界の狭間でたゆたゆたゆ

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マガジン

  • ラブリー・フレンチライフ

    時の流れはナンバー順、章は1/n、2/n....n/nです。 某ファミリーの日常生活をお裾分け。 忘れてしまう前に、忘備録として思い出す端から書いてます。 メモが大事な毎日です。

  • 一目惚れして百年で醒める恋

    日常日記です。何にも起こりません。

  • 本の話

    本の話のまとめです

  • もしも明日があるとしたら

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最近の記事

4 はじめての殺風景

さだまさし、天才やん。(ちょっと歌詞変えてるけど) 私の気持ちがそのまんま。 そういうわけでバックパックにまとめた荷物をひっさげて、わたしは東に移動する。 全然関係ないん話だけど、フランスの地図手に持って、左から右に移動しようと思うじゃん。車で行くのと、電車で行くの、どっちが早いと思う? ほぼ変わらんのよ。 鹿児島から太平洋沿いをまわって宮崎にあがって行くような電車もあるんだけど、まあ山あり谷あり。それにローカル線だから、工事をしてたり乗り換えたり、たまに運転士が道をまち

    • 3 はじめてだったシェアハウス

      ロバンは悪い人ではない。 何をするにもまずは自分でこっちの都合は二の次だ。 やりたいことをする。キミもやりたいことをすればいい。 これってこっちも勝手ができる。 ロバンは暴力は振るわない。 口は悪いし暴言は確かにある。けれど手が出ないというのはこの国ではとても貴重。 4日にひとり、家庭内暴行で女性がなくなる国。 女の子同士でルームシェアをしていた時、隣の子の彼氏がこれ知ってる? と大きな手のひらから四方に尖った鉄細工を見せてもらったことがある。 「手裏剣じゃん、初めて見た

      • 0 はじめての今

        今もまた今がはじまる。 メモ大事。 家訓にして額に飾っておかなければ、思った端から消えていく。

        • 2 はじめての電池切れ 3/3

          フランス人の顔ってみんな同じに見える。

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        • ラブリー・フレンチライフ
          8本
        • 一目惚れして百年で醒める恋
          4本
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        記事

          2 はじめての電池切れ 2/3

          あまりのフランス語まみれなので、ロバンの昔使っていた部屋を見せてもらうと称してベットに倒れこんだ。頭が痛い。本棚にはバンデシネ、その上に料理の本や外国の写真集が並んでいる。大きな机はなくなったお父さんが組み立てたと聞いた。 ここが彼の大きくなった部屋なんだ。この部屋から夜な夜な彼女の家に通ったんだ、兄弟の多い家で、音も筒抜けみたいな家だけど、このベットでもきっと。 ウォークインクローゼットはもう義理母の服が詰まっている。プラスチックケース、お菓子の缶、ていのいい物置だ。三

          2 はじめての電池切れ 2/3

          2 はじめての電池切れ 1/3

          義理ファミ訪問歴 1時間 コーヒーのはずがなぜかラザニアとワインが供された。 義理母はロバンを待って昼食をとっていなかったのか。ロバンはその辺りは何も聞かずに平然とフォークとナイフをセットする。 「あ、ごめん、まだ食事中だったのね」 近くに住む親戚たちがひとり、またひとりと庭からのぞいて入ってくる。 おばのスザン、おじのオズワルド? 従姉のファニー、 次から次へと紹介されて、名前がひとつも頭に入ってこない。5人で満杯そうなサロンはたちまち座るところもないくらいの混雑だ。ロ

          2 はじめての電池切れ 1/3

          101 はじめての結婚式

          義理母の家に来るのは久しぶりだ。 電車で1時間、車で45分、近くなったけれどどこよりも遠い村。もう何百年も建っている古い農家がまだあった。門番小屋な一軒家も抜けて、義理母の家に向かっている。上空をコウノトリが街の方に飛んで行く。 三年半ぶりの義理母の村。二年前のロバンの赤ちゃんの洗礼式は体調不良で欠席した。今回だって調子が悪い。けれど、 「ロバンの結婚式なのよ。どうしても来てほしいってロバンが言っているの」 義理の母から電話をもらった時、なぜか行くと答えてしまった。 ぜんぜ

          101 はじめての結婚式

          1 はじめての顔合わせ

          はじめて彼の実家を訪れた時、初対面の義理母はそれはそれは喜んでくれた。 「ロバンが女の子を連れてくるなんて初めてなのよ、あなた遠くの国から来たのね、私のこと実のお母さんと思ってなんでも相談してちょうだいよ、言葉わかるの、私たちの言ってること聞きとれるわよね、私ドイツ語も話せるのよ、あらあなたはフランス語だけなのね。英語? 英語は私全然よ。私たちの時代はドイツ語ができればよかったの。ホテルの客はドイツ人が多いしね。それにしてもあなた、なにしゃべってるかよくわからないわ、ロバン

          1 はじめての顔合わせ

          手書きで漢字がでてこない

          手書きで漢字がでてこない。 酔いがさめるのさめるってどう書くんだっけ? 徹夜明けのくせに、時間なのでとモーニングページを書く。 けれど「さめる」が思い出せない。 酉に生まれる? 生まれるに酉? モーニングページなんて、本来は起きぬけに書くものだ。思いつつも「さめる」にひっかかって検索まではじめる。 酒へん? いや、酒へんの右だな。酉。とりへん? とりへんで検索すると鳥へんと出てきた。酉は? さめるってトリツクリ? 検索すると鳥のお造りが表示された。 AIよ、そんなの食っ

          手書きで漢字がでてこない

          弁護士マンガ 読んでいて現実っぽいなと思ったものみっつ

          そこをなんとか 麻生みこと著: もとキャバ嬢、キャバをきっかけに就職を決めた新人女性弁護士の奮闘記。 一番現実的ですいすい読める。ちゃんとストーリーマンガとして読み続けられ、事件もあるあるな流れだった。 出てくる人が基本善い人すぎるかなと思わないでもなかったけれど、法律ネタに振り回されず、まずはストーリーありきでささいな日常を大事に描いてくれるマンガだった。 主人公のシェアハウス暮らしも楽しそう。恋バナもありはするが、それより自分を大事にする主人公に共感。 私もこれを読んで

          弁護士マンガ 読んでいて現実っぽいなと思ったものみっつ

          気分転換用の小ネタ

          「180才になったら何をしよう」 それを端から実行に移す

          気分転換用の小ネタ

          次のリストは半村良著のエッセイsか

          昨日気が向いて一時間ほどかけて向田邦子著の随筆一覧を作った 今日は半村良日和 「げたばき物語」を読んでいる この人の話って、色話も事実か小説か区別がつかない。この本も。 語り口調だから文字起こし? これって分類、エッセイだよね。初めの1、2作は考え考え読んでいたが、3本めになるともう何を信じていいのかわからない。 これも半村良のいいところ。 ぼちぼち読み直して、ゆっくりリストを書いていこう。 紙の本は危ない。開くとそのまま読み止まらない。

          次のリストは半村良著のエッセイsか

          向田邦子エッセイリスト

          あの話はどこに。探しているうちに諦めて入力。作業時間1時間。誤字脱字は乞うご指摘 ○ 父の詫び状 S53.11 父の詫び状 身体髪膚 隣の神様 記念写真 お辞儀 子供たちの夜 細長い海 ごはん お軽勘平 あだ桜 車中の皆様 ねずみ花火 チーコとグランテ 海苔巻きの端っこ 学生アイス 魚の目は泪 隣りの匂い 兎と亀 お八つの時間 わが拾遺集 昔カレー 鼻筋紳士録 薩摩揚げ 卵とわたし 誤字脱字あったら教えての あとがき ○眠る盃 1979/10 1 潰れた鶴 金襴緞子 眠

          向田邦子エッセイリスト

          村崎羯諦 余命3000文字ほか、既刊リスト (更新中)

          平成っ子が星新一を発見するように、昭和生まれが村崎羯諦と出会う。 どれも独特なワールドすぎで、短編集にもかかわらず一日では読み切れない。 短編は長編よりも理解し難しいと、英語講読でイヤほど感じてはいたけれど、まさか日本語で思い知るとは思わなかった。 ぼちぼち読んでぼちぼち感想更新していきます ○ 余命3000文字 村崎羯諦 2020/12/08 小学館 余命3000文字                  私はこれで村崎羯諦惚れました ネットで読んだんだけれど、結局まとめ

          村崎羯諦 余命3000文字ほか、既刊リスト (更新中)

          〇〇宗派さんのオシゴト

          三か月だけ地元の宗教広報誌でコラムを書いたことがある。 地元ネットワークから流れてきた話で、宗派の話は要らない、町の風景を季節感盛りこんで書いてほしい、行事や学校のふんわりした話題を出してもいいと言われたので引き受けた。ちょうど学校が目と鼻の先にあり、児童のおしゃべりや保育所に通う子供と親の会話などが窓から聞こえてくる季節だった。 わんわん泣きだった子が親より先に保育園に駆け込むようになった、猛スピードで道を走る子が、交差点で「だるまさんがころんだ」のような急停止、きっちり

          〇〇宗派さんのオシゴト

          多数派に染まれない自分

          ドラマや映画というものは、本を読まない層をターゲットにしてるんだよ。 だってその本が好きな人は話題になる前にはたいがいもう読み終わっている。もうあらかた売れ終わっているということだ。 そこから映画やテレビを見る人たちに合わせて、映像化がはじまる。原作を元に生まれる購買層にむけて、ドラマも映画も作られるんだ。 高校の頃、角〇映画が原作と違うと文句を言っていたら、大学生にそう言われた。 あ、そうなの。そうなんだ。 あの頃の自分は単純だったから、人からそう言われただけで原作物の映

          多数派に染まれない自分