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わたしがその「ママ」なんです
こんにちは。
めっきり寒くなって、あれだけ上着を嫌がっていた娘も、外にでた瞬間に「さむーい」とのたまうようになりました。これまでいくら説得しても着てくれなかったのに、自分で準備するまでになり、ホッとしています。そのときがくるまで焦らず“待つ”ということが、大事ですね。
さて、イヤイヤ期なのは存じ上げておりますが、マジ勘弁っていう話。何かの拍子にダダこねが開始されたあと、こちらは心を無にして(ならないときも多々あるが)、次々に発せられる要求をサンドバッグのように受けとめている(そして、ときどき受け流す)のに、わたしの何がいけなかったの?というくらいギャン泣きされることがある。
そのギャン泣きは、まだ良し。なんなら、泣いてる顔や何が言いたいか分からない叫びも、なんだか可愛くて、笑えちゃう余裕だってある。漫画みたいに『あ』に点々をつけた「あ゛ーーーーー~~」という叫び声が住宅街に響き渡れば、どこかの犬が「ワン」と吠えて返事してくれないかな、なんて期待すらする。
特に可愛いのが、ママが抱っこしているにもかかわらず、感情が溢れる感じで、「ママがいい」と叫ぶとき。落ち着いたときにどうしてなのか訊いてみると、2歳なりに出した答えは、「ママに○○して欲しかったから」みたいな感じらしい。
でも、どうしようもないときには、必殺技として娘を肩に担ぎ上げてお持ち帰りすることになる。先日、自宅まであと数十メートルのところで、道路に寝転がるほどのギャン泣きが発生。あと少しなのに、なんて思いながら娘を担ぎ上げたとき、「ママがいいー!」という魂の叫びが発せられた。
わたしは「はいはい、わかったよ」と、いつものように娘をなだめながら歩き始めたのだけど、たまたま横を通りかかった人に、怪訝な顔をされてハッとした。
泣き叫ぶ女の子が大人に担ぎ上げられて、みるからにジタバタしながら、「ママがいい」と言って逃げようとする様。
もしや、これは連れ去りか?
あやうく通報されるところだったのかもしれません。あの、信じてもらえないかもしれませんが、わたしがママです。