![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/162912583/rectangle_large_type_2_22d9b57e357d59458dbb2249de3abcb4.png?width=1200)
【書評】月まで行こう
この本はこんな人にお勧めです!
・韓国文学が好きな人/興味がある人
・投資に興味がある人、ビットコイン投資中の人
・女の友情物語が好きな人
マロン製菓で働く、ウンサン、タヘ、チソン。3人は入社同期。
3人とも社内の仕事の量が人事評価に反映されてなくて不満を抱えている。
3人は鬱憤晴らしのために一緒にランチする。
その日はなぜかウンサンの機嫌がとてもいい。気味悪いぐらいに。ウンサンを疑うタヘとチソン。
ウンサンに問い詰めるとウンサンは現在ビットコインのイーサリアムに投資中で運用成績がいいのだという。
ウンサンはタヘとチソンにもイーサリアム投資を進める。
最初は乗り気ではないが、タヘはウンサンから資産総額を聞いて驚愕。イーサリアムについて徐々に関心を持ち始める。
一方、チソンは投資=ギャンブルという考えを持っていて投資をすることを拒絶する。そんなギャンブルにはまっていくウンサンとタヘを軽蔑するようになる。
3人の投資を巡る運命は?
この話は3人がイーサリアム投資を知っていくところから物語は始まる。
しかし、一度投資を始めてしまうと状況が気になるあまり、仕事中やプライベートでもスマホとにらめっこ。その描写があまりにもリアル。
この本は読者たちにイーサリアム投資を進めることを目的とした本ではない。それをあらかじめ記しておく。
ウンサン、タヘ、チソンが、今後どのような運命を歩んでいくのかはこの物語では描かれていない。それはまるでお菓子を食べたときにあまり余韻が残らないのと同じ感覚だった。