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I型さんが知っておきたい100のスキル

MBTIとは16の性格タイプから診断を通して自分の性格タイプを知っていく性格検査のことをいう。
この性格検査は大きく分けてEタイプ(外向型)とIタイプ(内向型)の二つに分けられる。
現在、世界45か国以上で活用されいて韓国ではMBTIが大学進学や就職でも活用されている。

みなさんのMBTIは何だろうか。
私はENFP。外向型で広報運動家。具体的には好奇心旺盛で周りを盛り上げるムードメーカー。
そのため、今回紹介する本はI型にフォーカスした本であるため自分の性格タイプとは異なる。
しかし、この本を読んでわかったことがある。それは、「これはI型タイプはもちろんだが全てのタイプの人にも知ってもらいたい、世の中をうまく生きる大事なスキル本である」ということを。

この本がオススメな人
・MBTIでI型タイプの人
・休みたいのに休みづらい人
・ネガティブ思考の人
・他人に振り回されてしまう人
・人見知りする人
・自分を犠牲にしてしまう人
・苦手な相手との付き合い方が分からない人
・先延ばし癖がある人
・締め切りぎりぎりで焦ってしまう人
・やりたいことが見つからない人
・交渉が苦手な人

この本は上記の悩みの解決を手助けしてくれる。

休みたいのに… 自己ケアの先延ばし
「もう限界…休みたいのに休みづらい」
そういう経験を誰もがしたことがあるのではないだろうか。
そして、やっと休めたと思ったら体に不調をきたしていて…
自己ケアを後回しにして気づいたら疲れがたまっている。
そんな最悪の事態を防ぐために、著者は「休みを計画する」ことを提案している。
「でも、休みなんて自由に取れるものじゃないから計画なんてできない」
そんな反論をする人もいることだろう。では、「休みを計画する」とは具体的にどう計画するのだろうか。
国立衛生研究所のレオナルド医学博士は「休むことは新たなスキルを学ぶことと同じくらい重要な役割である」と言及している。
どんなに忙しい人でもできる休みのプランニングを著者は教えてくれる。


他人に振り回せれてばかりでもうイヤ…
他人に振り回されて、そのことでストレスをためて疲弊しきってしまう人も少なくないだろう。ひどい場合には心の健康に不調をきたすこともある。
人の心の状態はおもに2つに分けられると著者は言及する。それが
・ごきげん
・不機嫌

だという。
私たちは常にごきげんでいたいもの。だけど不機嫌になってしまうことも多々ある。それは自分を自己防衛するために不安という感情を持っていていて、その不安が繊細に作用するためなのだそうだ。
でもその不機嫌を取り払ったり、ごきげんな状態に戻すことは他人ではできないこと。全て自分で行わなければならない。
本では自分をごきげんにできるための3つの道具があるという。
その道具はお金もかからないし、誰にだってできること。
では、その3つの道具とはいったい何だろうか。


人見知りする人にオススメしたい人とのつながり方
人とのやり取りはとてつもないエネルギーを消費する。
外向型の人はそのことを苦とは思っていないが、内向型の人は人と会うだけでもエネルギーが持っていかれ人と別れたあとは疲労感が襲ってくる。
どうして人と会うだけで、やり取りするだけで疲れてしまうのか。それは人の中に「強いつながりを持たなくては」という使命感に駆られてしまうからだと本では指摘する。
しかし、一生人と会わずに生きていくことなんて人間として生きている限りは不可能なこと。金八先生も「人と人は支えあって生きていくもの」と言っている。
では、人見知りする、内向型の人が無理せずに人と関係を築いていくためにはどうしたらいいのだろうか。


他人に与えすぎてもいけない
・今日、本当は〇〇したかったのに…
ほんとうは〇〇だと思うんだけどな
・このくらいやってあげてもいいっか…

他人のために自分を犠牲にした経験はないだろうか。
元々を入れておいたのに狂わされたり、断ると可哀想だから誰かのために自分が進んでやってあげたり。
他人から感謝されればやりがいを感じられるものの、認められなかったりスルーされると犠牲にされたと感じてしまう。
だからって他人からのお願いを断ったら何言われるか分からない…
それらの悩みを解決する第一歩は自己犠牲の時間を減らすことにあると著者は言う。


苦手な人との付き合い方が分からない…
・どうしても苦手な人がいる
・一緒に仕事している人が苦手で会うたびに気が重い

そんな悩みを抱えている人は多いはずだ。
「苦手と思ってしまっているからダメなんだ」と自己否定する人もいることだろう。
しかし人口の数だけの考え方やタイプがあるだけに、人間関係において「苦手」という感情とは死ぬまで付き合っていかなければならない。
これから先の長い人生。苦手な人とも衝突なく穏やかに過ごしていくためにはどうしたらいいのだろうか。


締め切りが近づいて初めて焦ってしまう人へ
締め切りはまだ先だからと呑気に構えていたらいつの間にか締め切りが近づいていた!
このような経験は社会人でもすることであり、小学生でも経験することだ(夏休みの宿題など)。
ここでは仕事の締め切りが近づいていつも焦ってしまう人について言及する。
締め切り直前に焦る人に著者は「目の前のタスクが大きすぎないか?」と疑問を投げかけている。
では、その大きすぎるタスクを締め切りまでにこなしていくにはどのような方法があるのだろうか。

交渉で相手に押されてしまう人へ
また、相手に言いくるめられてしまった…
私たち人間は常に交渉しながら生きていくもの。
その行為は幼児の頃から始まり生きていく限りおそらく続いていく。
特に仕事に就いている人は交渉しない日はないのではないか。
上司に言われた通りに取引先と交渉したのに相手に言いくるめられてしまう→上司に怒られる
という板挟みで苦しんでいる人もいることだろう。
特に、内向型の人は「聞く」という行為に長けているタイプの人が多いためそのようなケースに苦しむ人が多くいるのだと著者は言う。
そんな内向型の人が取引相手と上手く交渉していくにはどうしたらいいのだろうか。それは内向型の人がもともと長けている「聞く」という行為をうまく活用することにある。

おわりに
冒頭でも記したとおり、私は自他ともに認める外向型タイプのためこの本で学びを得られるかどうか不安だった。
しかし、その不安は読み始めて早々払しょくされた。
読み進めながら付箋を貼る手が止まらなかった。
本は「I型さんのための」と書いてあるがどのタイプでも読むべき本ではないだろうか。

御礼
今回、『I型さんのための100のスキル』の著者である鈴木奈津美様よりご恵贈頂きました。
ありがとうございました。

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