脱サラして、イタリアで絵を描く。
油絵を本格的に勉強するため、会社を辞めてイタリアに来た。
到着後は、入国申請、イタリア語、イタリアンの食べ過ぎによる口内炎など、色々なことに苦戦、、、
まだまだ生活に慣れたとは言えないが、時間は待ってくれず、
今週から、美術学校が始まった。
私の学校は、フィレンツェ中心街の歴史ある街並みに佇む。
初日、フィレンツェ特有の高くて大きな木製の扉を開けると、
”ザ・イタリア人” というような美術の先生が待っていた。
映画「プラダを着た悪魔」のこの俳優さんをイメージしてほしい。
早速、彼に案内してもらい教室へ入ると、たくさんの絵とイーゼルが立ち並び、日本で想像していた通りの"アートアート"した光景に、武者震いのようなぞくぞく感を覚えた。
教室の中には、色々な国から来たであろう7名ほどの生徒が、それぞれの言語で会話をしながら、イーゼルに向かって絵を描いている。
早速、自分の席に着くと、隣はブロンドの女性。
チャオ!と声をかけるも、こちらを振り向かずに絵に向かったまま返答。
もしかして邪魔しちゃったかな、、、と思いつつ、自分の準備にとりかかる。
しばらくすると、ブロンド女性の方向から、激し目のハミングが聞こえてきた。
再び視線を向けると、コンテンポラリー・ダンスのような動きをしながら、筆を動かしていた。
あぁ、さっきの挨拶気にしてなさそうだ。という安堵と、いかにもアーティストっぽい光景に顔がほころぶ。
これからのイタリア生活が楽しみになる。
▼Instagram
⇒イタリア生活の様子を色々投稿してるので、良ければフォローしてみて下さい🐈
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?