次男へのスカウト
「スカウト」とかけまして、
「雨の夜」と解きます。
その心は、品定め があります。
#雨夜の品定め
#源氏物語
#たまには知的ぶる
次男にスカウトが来ました。
スカウトというとかっこいいですが、新しくできる学校の勧誘です。
地元私立大学の附属中学校が来年度から開校します。
その中学校には「ラグビー部」を作るそうです。
そこでラグビースクールに通う息子に声がかかったわけです。
今までも何度もラグビースクールに顔を出してくれており、子供達と一緒に練習もしています。
学校紹介もしていました。
しかし今日初めて正式に、
「ぜひ、○○君(次男)に、うちの学校に来てほしいです」
と頭を下げられました。
地方の私立大学、高校は今、日本全国はもちろん海外からもスポーツ選手を集めて強豪校にしようと必死です。
息子が有望な選手なのかどうかは微妙なところですが、身体は大きいです。
たまたま小3からラグビースクールに通っていることもあり、同学年では一番キャリアが長いということでキャプテンです。
同学年の他の子には声はかかっていないようです。
はっきり言って悪い気はしません。
ありがたい話です。
しかしスポーツ推薦というのはあまり好きではありません。
スポーツだけしていればいい、学力は疎かになっても構わないというものではありません。
実際に学生時代にスポーツしかしてなくて、社会で苦労している人もいます。
ところが、今回は息子に「特別進学コース」を薦めてきました。
私立校の教師のレベルはかなり高いと思います。
長女が私立高校にいたのでその実力はわかります。
今、誘われてる私立校は、まだそんなに偏差値は高くありませんが、この数年で急成長しているところです。
確かに「特進コース」なら、ラグビーがダメになっても学力的にはそれなりの底上げになっているはずです。
なんだか親心を見透かされてる感じです。
そして一番の難点は、「遠い」ことです。
自宅から車で30分。
公共交通機関は、一応バスは通っていますが、自宅近くから直通の路線はありません。
一度電車でターミナル駅まで行き、そこからさらにバスで約1時間かかります。
この点についても、自宅近くまでスクールバスはある、ということです。
うーん、ものすごく悩みます。
最近、小学校では何かとゴタゴタのある息子。
教師との関係も問題がありますが、友人関係での問題も実はあります。
ここで地元の友人が少ない別天地に飛び込むのもありだとも思います。
最終試験まではまだ2か月ほどあるそうです。
ラグビーからの帰り道、息子に聞きます。
正直言って、小6でいきなり決められるものではありません。
妻とも相談しますが、やはり一番のネックは「通学」、「送迎」です。
まずは息子本人の気持ちを聴こうと思います。
そんな渦中の息子ですが、土曜の夜はやっぱり祖父母の家に泊まりに行く、まだまだ甘えん坊です。