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批判的精神の勘違い

「批判」とかけまして、
「アイスキャンディー」と解きます。
その心は、
 ひょうかです。
#評価
#氷菓
#謎かけ


中学生の頃、国語の教科書に岩崎武雄の「批判的精神」という文章が載っていました。

これは、批判的思考の重要性を強調するもので、
常に疑問を持ち、
自分の意見を客観的に評価し、
他者の意見にも耳を傾けることが大切
だ、
ということが書いてありました。

確かにその通りで、人の意見を鵜呑みにせず、
一旦自分の頭で考えることはとても重要なことです。

しかし、この「批判的精神」という字面から、
何でもとりあえず批判する精神を薦めている、
かのように捉えている人が一定数いるような気がします。

どんなに楽しんだものでも、
「あそこがイマイチだった」
と少しでもよくないところを探す、粗探しをする、
そういう人です。

せっかく楽しんだのだからそのまま楽しい気持ちでいればいいんじゃないか、
と思います。

わざわざ自分から嫌な気分になる必要はないと思います。

「今日のお店、おいしかったね」
「おいしかった。でも店員の対応が少し遅かった。」
なんて言われると、そこからまたおいしかった話に進めることは難しくなります。

むしろ悪いところをさらに探して、どんどん文句だけになり、しまいにはクレームを入れるまでにも発展しかねません。

そして、この意見は店側に伝えれば、
改善するだろうし、最終的には双方得をする。
と、クレームを正当化します。

こういう人は、「批判的精神」の勘違いで、批判しているだけのように思います。
肝心の他者の意見を聴こうとしていません。

わざわざ言わなくてもいいことを言う人。
その場の空気が悪くなります。
それでも本人はいいこと言ったと思っているから始末が悪いです。

いかん…
自分もそういう人たちの粗探しをし始めてる…

「批判的精神」という言葉は、中学生以来ずっとその真理と矛盾について考えさせられています。
まだまだ未熟者です。


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