古くからのファンは新しいファンの敵になりがち
「録画」とかけまして、
「ゲソ痕」と解きます。
その心は、あと で見ます。
#後で
#跡で
年末年始に録画してあったテレビ番組を少しずつ見ています。
ほとんどがお笑い関係で、今までずっと見てきているものばかりです。
見ていると、確かに楽しいです。
面白いです。
大笑いします。
しかし、ここ何年かずっと変わらない感じがします。
中身は当然いつも同じではありませんが、全体的な流れ、雰囲気はずっと同じです。
つまり、過去の成功パターンをなぞってるだけのような気がするのです。
変えるとなると、古くからのファンからクレームがあったりもするんでしょう。
新しいことをすると必ずどこかから批判があります。
だから今までウケてきたこのパターンを手放したくないという気持ちもわかります。
また、見ている人にとっても古くから応援してるのに新しいことをするなんておかしい、俄かファンにわかるはずがない、こう見るべきだ、かくあるべし!
こんな応援の仕方がまだまだ蔓延っているのが今の世の中なのかもしれません。
落語だって、歌舞伎だって伝統芸能ですが常に新しいことを取り入れようとしてます。
でも中にはあんなのは違う、古典だけやれ、といった批判もよく聞きます。
伝統芸能も新しいファンも取り込まなきゃいけないし、新しい挑戦もしていかなきゃいけない。
そうしなければ生き残っていけません。
それを応援せず批判するのは、結局足を引っ張っているだけです。
ずっと昔からやっていることを応援してるから味方だ、だけなら新規参入組から見ると、逆に「敵」です。
確かに古典が好きで新しくファンになる人もいます。
でもそんな人は圧倒的に少数派です。
ちょっと気になって覗いてみたら、古参のファンが何も知らないやつが入ってくるなとばかりに我が物顔しているので、入り口で引き返す、というようなこともよくある話です。
それが最近のテレビでも出てきているようです。
何しろ新しいファンは、テレビじゃなくネットに流れてますから、古くからのファンだけを対象にしていればいいのですから。
タレントが悪いとか、制作側が悪いとかではなく、そうさせている視聴者の責任も大きいと思います。
と、偉そうなことを書いてますが、もちろんこれは自分の発見ではなく、ここ数年、巷でもよく言われてることです。
ですが今のテレビを見て、自分の中でしっかりと納得することができました。
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