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『スタートライン』

喜多川 泰 作

あらすじ
将来に漠然とした不安や焦燥感を抱えながらも、自分がやりたいこと、やるべきことを見つけられないままの高校3年生の大祐。 ある時、東京からやってきた転校生の真苗に恋した大祐は、彼女と一緒にいろいろな講演を聞き、どんどんと自分の心が刺激されていく。「ぱー」な真苗から学ぶことも大きい。

▼ハイライト

Be the change you want to see in the world.
Live as if you were to die tomorrow; learn as if you were to live forever.
『あなたが見たいと思う変化に、あなた自身がなりなさい』
『明日死んでしまうかのように生きなさい。 そして永遠に生き続けるかのように学びなさい』
P17

君らは今の自分にできることで、自分の価値を判断しちゃいかん。
20ページ

「今の世の中、将来が見えんという人が多い。 でも、今に限らずこれまでだって、未来のことは常に決まっておらんかった。 我々にとっていつも未来は空白やった。 その空白を何で埋めるかで人生は大きく変わる。 未来の空
白を不安で埋める人は、安定を求めて行動する。 そして、こんなはずじゃなかったという出来事が起こったときに、人のせいにする。 一方で、未来の空白を希望で埋める人もいる。 将来に希望を持った人は、挑戦を選ぶ。
もちろん、その先に待っているのは、こんなはずじゃなかったという出来事かもしれん。 でも、そのときに挑戦を選んだ人は人のせいにしたりはせん。 今まで自分がやってきたことの何がイカンかったんじゃろう......と真剣に考える。 そこにこそ人生の学びがあるんや。 自分のやりたいことに挑戦する勇気を持った人にとっては、 未来には、今おまえらが考えている以上に、 楽しいことであふれた毎日が待っている。
P32

「人間は本気になれば、とてつもなく大きなことを成し遂げられる存在だ。 じゃけど、ほとんどの人は『どうせ自分には無理だ』と思ってる。 自分の心にブレーキをかけているのは 自分自身だってことに気づいてない。
P61

「人間はね、自分のアンテナを持っていて、ラジオみたいに自分が合わせた周波数の情報を受け取って生きている
P61

人間は自分が興味を持っている情報を引き寄せて集めてくる
P93

「忘れること。一度覚えてしまったものを忘れることほど難しいことはない。 人間は覚える方法についてはたくさん編み出したけど、 忘れる方法はひとつも確実なものを持ってない。
P93

「忘れんなよ。難しいのは覚えることじゃない。忘れることや」
P93

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