お金で買う「時間」と「情報」の相違点
「時間をお金で買う。」これは真理。
「自分が運転する時間をタクシーにしてその間に仕事する。」
時間をお金で買う一例。
だけどこの「時間をお金で買う」を勘違いし過ぎた結果、
長年かけて出来上がった秘密の情報がお金で買えると思ってる。
言い方を変えれば「情報をお金で買う。」ということ
これは真理ではない。表裏一体のもの。
たとえば、「月額有料で世界のニュースや気になる材料なんかをいち早く手に入れられる。」
これは情報とともに時間を買えた例。
一方、
「3年かけて発見した秘密を5万円で大公開します!詳しくはコチラをクリック!」
これはただの詐欺。情報が金になるのはただの情報商材屋。
昔は日本刀の焼き入れの温度を盗みとろうとした息子の片腕を切り落とした話まであるのに、
そんな門外不出の情報を、なぜ金で解決して、しかも誰にでも行き渡るようにするのでしょうか。
自分で考え、努力することをしない人間は、「情報はお金で買える」と信じている。
情報は、集めて自分で組み立てることで初めて使えるようになる。
お金で情報を買って、時間を節約するという考えは、身にならない。
しかし、お金を無駄にかける行為をする人間ほど、
「知り得た情報を自分のなかで組み立てられない」ことが多い。
逆に、情報を売る行為はこういった弱者を対象とした物。
本やネットなどで、無料で情報を手に入る時代に、
ちょっと知識を付け加えた程度の安い情報を誇張して高値をふっかける。
もしたとえそれが使える情報だったとしても、努力も時間もかけてない熱量の人間では、「自分で組み立てた知恵」に昇華させることはできない。
『空けられる』時間をお金で買うことと、
『かけるべき』時間をお金で節約することは、
全然違うから。
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自分の思い通りにしたいという欲求は誰しもある。
この欲求は幼児性が残ってるワガママな人に多い。
時代が進んで昔よりは裕福で安全な暮らしができるようになった。
裏を返せば、思い通りのものが手に入る世の中にもなった。
誕生日プレゼントも三食ご飯も食べられただろう。
そういった人間ほど幼児性が抜けずに大人になってる。
だから、すべて自分の思い通りにしたい、人々をコントロールしたい欲求を心のどこかで持ってる。
でもこのコントロール思考は昔からあった。
昔は力業でなんとかしてきた。戦争・暴力・金などなど。
時代が変わった今はそれらが使えず、それらで解決しようという時代ではない。
悲しいかな。
もう昔の偉人のような天才は現れないのではないか。
偽者の乱立によって闇に残されたまま時代は過ぎていくのか。
ホントに大事な言葉や考え方は共通していくことが多い。
そんな中で自分はどうするか。
僕の人生の教訓のひとつに『人は自分の心が動かなければ変わらない』
って言葉がある。
たとえ、「偽りの経歴」で心動かしてくれる「偽りの教祖」がいることは、ある意味では幸せなことなのかもしれない。
受け売りの言葉だけ並べるやつも信用ならん。
その言葉を鵜呑みに信じるやつも助けようがない。
自分で考えるためには必要なのは、「多方面の視点から得られる意見」と「論理を1つずつ追えるか」どうか。
他の人が推してるから信用できるってのも違う。
実際有名な奴が話したことが真実になるわけじゃないし、裏話を語った奴が真実になるわけでもない。
答えが出てることをやれば幸せになれるならみんな幸せだけど、そうではないのがこの世界。
ただ本質を求めて、論理と視点を考える。
フォロー&サポートよろしくお願いいたしますm(_ _)m
新しい本への投資とさせていただき、また分析・考察として記事にしていきたいと思いますm(_ _)m