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小説 「鳴いて泣いて凪いで、」 あとがき〜 「鳴いて泣いて凪いだ先にあるもの」 感想 #青い傘

文芸サロン「青い傘」内で「東南アジアを基にした小説の連作」という企画に参加しました。

私が書いたあと、アセアンそよかぜさんに素敵な続きを紡いでいただきました。

自分の作品のあとがきを書きたいなと思っていたので、アセアンさんの小説の感想も交えながら綴ります。誰かのnoteについて感想を書く #note感想文 なんて素敵なお題があったのも本記事を書くきっかけになりました。

アセアンさんの読み応え抜群!な総括はこちら↓

【あとがき】舞台はプーケット、人のイメージモデルはバリ🌴

東南アジアのビーチリゾートとしてはプーケットとバリしか行ったことがないのですが(ベタにセブも行きたいしランカウイとかパタヤにも惹かれてる…)個人的にはプーケットの方が好きでした。それは滞在期間が長かったのと、日本人があまり居なかったのが大きいのかなと。バリは海と山に行って、個人ガイドと観光地ばかり回っていたので、立ち寄る店やスポットの人々が日本人慣れしていて逆に気後れしてしまったのです。日本語を喋っていられるのは楽だけど非日常感は薄まるので…。プーケットではほぼ日本語は喋らず、片言の英語とタイ語でのんびり過ごせて幸せだった印象が強く残っていたので、はじめての #東南アジア小説 はプーケットを舞台にしようと決めました(が、アセアンさんはプーケットはおろかビーチリゾートにそもそも行かれないとのことで、苦戦させてしまいました…)。

鳴き砂のビーチだったことから「鳴いて泣いて凪いで、」のタイトルが降りてきて、物語を後付けで書き始めました。青年が波際を歩き始めて台詞を放つ最後のシーンを最初に思いついたので、物語はそこから拡げていきました。この時モデルにした青年は、バリでお世話になった個人ガイドさん。最初は自分のように(笑)もっと行動的な主人公だったのですが、「じぶんのあしで」歩いてない感を出す為、友人のドタキャンの設定に。こんな友人が居たら困っちゃうよね。まあ同じ状況になったら行くしかないけどね!勿体ないし(笑)

【感想】私たちのこと見てました?

で、アセアンさんの続きに繋がる訳です。最初に拝読した時、あまりのイメージのぶれなさに心から驚いたのを覚えています。アセアンさん私たちのバリ旅のこと見てたのかな?と思わず怯えてしまうほど(笑)青年の言動には覚えがありすぎたのです。

バリのガイドさんはもともとカーチャーターを頼んでいて、海辺に泊まる私を山の方へ連れて行ってくれたのですが、アチチャートと同じく日本で働いていたことのある方でした。そして日中、またホテルまで送り届けてくれた時も「明日暇ならバイクで色々連れて行ってあげるからLINEして」と言われました。迷ったけど良い人だったし、公共交通機関がある訳でもなく、暇だったので(笑)頼みました。結果なにもなかったので良いんですが、男と女の二人きりで何かが起きてもおかしくない(しかも異国じゃ逃げるのも難しい)状況だったので、良い子は安易に真似しちゃ駄目ですよ!自己責任です。

私は手を繋いでビーチを歩いたりはしなかったけど(笑)「友達に写真送ったら『お似合いだよ』って言われたよ」という報告とか、通りすがりの知り合いに「新婚さん?」って言われるとか、そもそも車やバイクで二人きりとか、ちょっとしたレンタル彼氏感はありました。何もされてないですが…。他国の言語を話せるって教育水準は高いだろうと思うので、もしアチチャートみたいに御曹司だったら…とか考えたら面白くなってしまいました。小説見せてあげたいけど漢字は読めないって言ってたから叶わないな(笑)

俳句の絡ませ方も流石にお上手で、興味深く読ませて頂きました。二人の句集とか共同制作したら良いのでは…。続きをまた書いてあげたくなるような二人の世界、拡げて頂いて感謝です。

他の方と連作ってどんな感じかなと思ったのですが、ワクワクする試みに参加させて頂けて良かったです! #東南アジア小説 のタグをつけてup→ご連絡すれば、アセアンさんが挑んでくださるそうなのでご興味のある方は是非。そして文芸オンラインサロン「青い傘」もどうぞ宜しくお願いいたします。


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Shiori
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