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また会いたい


あなたに初めて会ったのは
ちょうど桜が咲く頃でした



出会ったその日から
目で追うようになりました


わたしはあなたに“恋”をしたのです



近くの公園が“紫陽花”の
スカイブルーで輝くころ

あなたと仲良くなりました


いつも“笑顔”は
爽やかな風のようで
見ているだけで幸せでした



“ラベンダー”が紫色の絨毯
になったとき


ふとした瞬間
あなたの手に触れたのです


ドキドキが止まらずに

顔が火照って、リンゴのほっぺのようでした



街中が“金木犀”の香りに包まれるころ



街中(まちなか)で
偶然あなたを見かけたの


隣には可愛い女性が笑っていたわ


あなたに気が付かれないように
そっと後ろを向きました


胸が苦しく悲しかったけど
自分の想いは心の奥へ


そっとしまうことに決めたのです



やがて街中が幻想的に華やぐ季節

“ポインセチア”を買いました


赤色のとなりに
白いポインセチアもありました



白い色にも心が惹かれ
購入すると決めました


あなたに想いが届いたら
白から赤に変わるかな?



“友達のフリ”を続けていたけど


あなへの想いは
ただ溢れていきました


“アネモネ”を見かける季節になったころ



あの時そっとしまった
“私の想い”

あなたに届けてみたけれど


「ごめんなさい」と言われたわ


「うん 大丈夫!」
精一杯の強がりだった


「はかない恋」
「恋の苦しみ」

“アネモネ”は咲き誇ることはありませんでした




そしてまた“桜の咲く頃”に
なりました


あなたに本気で恋をした

あなたと過ごした季節を
思い



“叶わぬ恋”でも“恋は恋”


いつかあなたに
「また会いたい」と思うのです









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