南極へ旅立つ手づくり門松
こんにちは。
うわじま市民ライターのタマミです。
今回ご紹介するのは
宇和島青年会議所が続けてこられた
南極観測船「しらせ」への“門松贈呈”
です。
門松贈呈は、50年前の南極観測船「ふじ」の艦長が宇和島出身だったことに由来します。
それ以来、青年会議所内の未来へつなぐまつり委員会が「南極門松事業」として受け継いでこられました。
毎年、門松の贈呈をされ、
今年は記念すべき50年目の年!
以前、門松贈呈の話は聞いていたのですが、50年も続いていたとは知りませんでした!!
このことを知ったきっかけは、地元の公民館で毎週土曜日に行われている「うわじま土曜塾」です。
(うわじま土曜塾とは、小中学生の学習支援や児童生徒の健全育成を目的とした市の事業です。)
うわじま土曜塾は、実はタマミの職場でして、偶然この話を知りました。
青年会議所では例年、門松を大きな板で囲って送るそうなのですが、
今年は、うわじま土曜塾の塾生に講話を聞いて、その板にメッセージを書いてほしいという依頼をされました。
うわじま土曜塾での講話
まず、青年会議所の方がしらせの紹介をされ、その後、配られた資料の中からクイズが出されました。
最後に「南極の氷」に触る体験とメッセージボードの記入が行われました。
南極の氷を体験
凄〜い!
なんて貴重な体験でしょう!!
この氷は実際にしらせが南極で取ってきたものなんですね!
青年会議所としらせとの絆で実現しているんですね。
しらせに会ってきました!
南極観測船「しらせ」は1年間に4回日本のどこかに寄港するそうです。
今回偶然、愛媛県四国中央市に寄港することを知り
タマミは即断しました!
夫を誘いましたが断られたため
一人でJRに乗りました。
前泊して10月6日早朝
伊予三島駅へ到着!
シャトルバスで三島川之江港へ
そこに待っていたのは…
やっぱり百聞は一見にしかず!
見学できてマジ良かったです!!
後でお聞きすると
青年会議所の方も行かれていたそうです。
いよいよ門松づくり!
10月16日 19:20頃〜
商工会議所3階にて
門松づくりを取材させていただきました。
みなさんが終始、和気あいあいと
作業されてて
その熱量に圧倒されました!
若いって良いなぁ!
みなさん、会費を払って青年会議所に入会されてるそうです。
その会費が門松の材料費にもなるとのこと。
ある女性会員さんが
「自腹だから、いろいろ挑戦できるんです」と話してくれました。
なるほど!
考え方がカッコいい!!
青年会議所は40歳で卒業だそうです!
知らなかったなぁ。
会員の業種は、
サービス業・建設業・販売業・医療・介護福祉業…など12種に
公的機関・団体・組合・その他と
多種多様です!
宇和島の未来のために
見えないところでも活動されてるんですね…
和霊神社で安全祈願
宇和島観光ガイド(この中に和霊神社が含まれています)
10月21日 10時〜
和霊神社本殿で安全祈願の御祈祷が行われました。
青年会議所の小島理事長からは、
「しらせ乗組員の方の安全航海、無病息災を願い、また南極の地で少しでも正月気分を味わってもらいたい」
「長年先輩方から受け継がれてきたこの事業を私たちも後世につなげていきたい」
と南極門松事業への思いが語られました。
御祈祷を終えた門松は
10月末頃、しらせのもとに届けられたそうです。
そして11月20日、自衛隊横須賀基地でしらせの南極出発行事が行われました。
今あの門松は、しらせと共に
海上を進んでいるんですね。
タマミも宇和島の地から
しらせと乗組員の方の安全をお祈りしています。
よいお正月を…